11月24日のハイパー縁側は、住田信太郎さんをゲストにお迎えしました!
テーマは「子どもたちがえがく、中津の町の未来。」

住田先生は兵庫県ご出身。学校卒業後、最初は保育園の先生や営業の仕事もされながら、通信で教員免許をとって大阪市で採用されました。教師になって約13年。現在、中津小学校の6年生の担任をしています。

この秋に、国語の授業で山崎亮さんの「町の幸福論」という教材を用いて、自分たちの町について考える学習を行いました。地域の課題を解決していくために「コミュニティデザイン」・「バックキャスティング」という考え方を用いて、自分たちの町の未来を豊かにしていくためにはどうしたらいいかを考える学習です。

“楽しみながら体験を通じて学ぶ”

なぜ、このような学びの場をやろうとしたのか。住田先生は、単純にその方が楽しいからと話します。教科書を読み取ってテストするだけでは、子どもたちの将来に残りません。それよりも体験した記憶の方が残ると考えます。読み取りで終わらせるのではなく、世界を知るために外に出たい、という思いがありました。子どもたちが楽しみながら学べるように、と考えたのがきっかけでした。

学習を計画する中で、中津で活動する山田まり子さんに相談したことをきっかけに、先日11月16日には、中津小学校の2クラス・59名の子どもたちがここハイパー縁側で、地域の方向けに発表会を開催することが実現しました!

子どもたちは教材を読んだ後、町の中に実際に出てフィールドワークをしました。各班で中津のいい所と課題を調べて、課題を自分たちの手でどのように解決したらいいかを考えてプレゼン。お金をかければ解決できるような、机上の空論ではなく自分たちが主体的に・継続的に取り組める内容を意識して考えました。

具体的には、ポイ捨てが多い、壁に落書きがある、商店街の活気がないなどの町の課題から、それを解決するアイデアを考えました。発表会には前田区長花咲会長も来場し、直接考えを伝えられる場にもなりました。
前田区長は、聞いたその場ですぐ役所に連絡し、公園の遊具の落書きが多い課題をなんとかすることが決まるということもあり、そのスピードに子どもたちも驚いていたそう。

発表の中では中津のオリジナルキャラクター、スタンプラリー、ストリートピアノ、商店街でのシャッターアートなど、おもしろいアイデアがたくさん出てきました。
メタバースなど3D空間上で表現ができる時代。キャラクターがデジタル空間上にも登場したり、空間上にシャッターアートを描いたりと、テクノロジーと子どもたちのアイデアが組み合わさったら楽しい、それで中津が活気づいたらと考えています。

今回、町の課題やいい所を学べました。さらにその次は、町に携わっている色んな方々の想いや考えを直に聞ける機会があるといいなと考えています。例えば中津商店街の中でお店をされている方の思いや歴史などです。3学期にはプロフェッショナルという単元があるので、キャリア教育の一つとしてやりたいと構想しています。

住田先生は、経験していないことを理解するのは難しいので、自分で見て体験する重要性を感じています。先生自らも外に出るのが好きなので、子どもたちを外に連れて行ってあげたい!という思いがあります。

来年も6年生の担任をするかはわかりませんが、もしそうだとしても今年度の学習活動は引き継いで継続していきたいと住田先生は話します。今回ハイパー縁側で地域の人に聞いてもらって一歩前に進んだので、それを積み重ねて、子どもたちの活動が恒例になり、中津の町をより知ってもらえるように。来年またここで発表できたらとお話されました!

子どもたちとともに、活気づいていくこれからの中津の町が楽しみになりました!

【住田 信太郎】
中津小学校 教諭
はじめまして。住田信太朗です。
今年は、子どもたちと「中津の町の未来」を考える機会と中津の町づくりに携わる方々と、志しを共にする機会をいただきました。
子どもたちと「中津の町の未来」を考える中で感心したことは、自分たちの住む中津の町の良いところや課題についてよく知っていることでした。また、子どもたちの豊かな発想にも驚かされました。
そして、子どもたちの意見から出た大切なキーワード。「公園」「商店街」「福祉会館」「駅」などから、どのように「主体的」「継続的」に「中津の町づくりに取り組めばよいのか」について真剣に考え、アイデアを出す姿に感動しました。
毎日、子どもたちに刺激をもらいながら、こどもたちの成長に喜びを感じています。
大阪市立中津小学校