2023年10月26日のハイパー縁側は、Any inc. の田中雅人さんをゲストにお迎えしました!
テーマは「多種多様をいざない、融合を超えていけ。」
雅人さんは第274回に続き2回目の登場となりました。
今回はハイパー縁側を開催してきた中で初の、床に座っての開催となりました!
雅人さんのプロフィールにも掲載していた、これからのメタバース時代の内容についてお話が始まります。
“これからのメタバース時代は、真に固定概念の壁を超え、様々な分野の叡智の融合を果たす企業や個人から、今までにない新たな価値が生まれるとする、超融合事業思想を提唱する。”
難しいことを言っているようですが、インターネットができたり、メタバースができたりとテクノロジーが進化していて、いろんな事がつながりやすくなっている時代。
何もなければ、会うことのなかった多種多様な人たちが現にこの縁側で会って、床に座って話しています。その中でアイデアが結びついたり、話している中から「これいいかも!」と新しいアイデアが生まれる可能性があります。
不思議な思想を提唱していますが、今ハイパー縁側でやっているような事だと話します。
現代はテクノロジーの変化や暮らし・常識の変化で、人々がより話しやすくなっている状況が生まれています。この状況とメタバースがつながると、アバター同士で、仮想世界で一同に会して話すことができます。それが多様性の融合の話につながります。
繋がるはずのないものが繋がると、それを良いかもと反応してくれる人が出てきます。そうすると今まで気づかれなかったような価値が生まれやすくなっている、そんな気がすると雅人さんは話します。超融合事業思想とはそのことを指します。
いわゆるトップクリエイターというオリジナルで、特別なクリエイティビティがある人がする活動。それもクリエイティブである一方で、個人の発想が自分の脳内でずっとスパークしていて、止められない状態になっている。そのパワーで自ら計画を立てて、周りを巻き込んで、やりたいことをアイデアに変えていく人たちもたくさんいます。
雅人さんはクリエイティブというものが、トップクリエイターによるみんなの心を魅了していくクリエイティブと、各個人個人のパッションからくるクリエイティブとが、どこかのレベルで同じになる時があるのではないかと考えます。
前者と後者、どちらもあって答えが1個ではありません。クリエイティブは多様であるとみんながわかってくると、自分の力やアイデアを信じたり、一方で多様だからわからない、となったら周りの人に頼ったり、周りの人と一緒につくったり。いろんなスタイルができ始めます。
多様な人が集まるチームとして知られるものの一つが、ラグビーの日本代表チーム。雅人さんが先日、元ラグビー日本代表の方にお会いして、感じたことがありました。
“透明感”
雅人さんが感じたのは、多種多様、有象無象の中で、その人達をまとめていくリーダーは何色でもないということ。たくましいしリーダー感もあるけれど、すごく柔らかい。すごく話を聞いてくれるし、なんか頼れてしまう。なんか頼れてしまうけれど、なんか愛らしい感じがする。様々な要素を内包していますが、その特徴はどれも壁になっておらず、透明の中に色々な魅力が詰まっている人だと考えています。
透明というのは、多様性の融合の先にあるものなのではないかと話す雅人さん。リーダー自身に強烈な色があるよりかは、リーダーが透明をもつ、そんな時代があっていいと考えています。色んなキャラクターたちもそこに融合していくことになります。
ここ中津は何か融合が起きているし、人が集まってきているし、それぞれの色んな方向性ができています。たくさんの可能性が生まれている場所です。
その中で繋げられるところはつなげて融合し、単独で動いて見守るときは見守るし、放っておく時は放っておくし、色んなスタイルを許せる場になっている。その動きが多種多様で、それが結晶化して、融合した先をみんなで考えていく。
それがちょっとでもハイパー縁側のような場で話せれば、話せない状態よりもちょっとは良くなっていくのではないかとお話されました!
次はどこかで第3弾も実施したいねと盛り上がりました。
まとまらない、答えのない事を話し続けること。これがよりよい未来の風景につながっていくのかもしれません。この先もここ中津でどんな会話や価値が生まれていくのか、目が離せませんね!
Any inc. クリエイティブディレクター / ファウンダー
1980年福岡県に生まれる。超融合事業クリエイティブコンサルティングファーム「Any」創業者。あらゆる常識を超越した作品のみが展示される、ボーダレスで壮大な総合芸術の祭典「AnyTokyo」創設者。デジタルとフィジカルを超融合するメタバースベンチャー「O」ボードメンバー。日本の次世代大型映像アワード「MADD.」審査員。
これからのメタバース時代は、真に固定概念の壁を超え、様々な分野の叡智の融合を果たす企業や個人から、今までにない新たな価値が生まれるとする、超融合事業思想を提唱する。変革が必要となった大企業や革新的ベンチャー企業をクライアントとして活動。 常識を打ち破る新規事業戦略、ニューインキュベーション、ニュービジネスデザイン、ニューブランディングを手がけている。
誰かのために、何かのために、人類が生み出すあらゆる何かを”Any”と定義し、新分野・新領域における未知なる価値の発見と探究を続けている。
Any
AnyTokyo