2022年9月2日のハイパー縁側は、小山ひなたさんをゲストにお迎えしました!
テーマは「仕事は人生の暇つぶし、暇をつぶしにまちに出よう」

現在デザインと企画の会社、rawcrewで働いているひなたさん。最初は設計の会社で働いた後、転職活動で現在の会社にピンときて入社を決めました。テーマにもあるように、現在はやっている仕事が楽しく、最高の暇つぶしだと思っています。

ひなたさんは愛媛県出身。山と川と緑だけに囲まれて生まれ育った、圧倒的自然派です。高校卒業後にデザインの専門学校に通うため大阪に来ました。最初は大阪が怖くてしかたなく、ナメられないようにガンを飛ばしていたと笑います。

それでもあべのの人たちと関わっていくうちに警戒心は溶けていったそう。みなさんと出会うきっかけは、平川さんが通っていた専門学校の先生をしていたことや、文の里商店街に関わるようになったことでした。

愛媛から出てきて大阪での一人暮らし。ひなたさんが家を出るとき、帰ってくるときに「いってきます」「いってらっしゃい」や「ただいま」「おかえり」と言い合える知り合い・友人は誰もいない状況。そこで、ひなたさんは商店街の人に言ってもらえばいいと考えました。そんな関係を家の周りで商店街をひっくるんでつくるのが最初の夢で、気づいたら関わっていたと話します。

ひなたさんがデザインに興味をもったきっかけは、高校3年生の時に地元の四国がんセンターでホスピタルアートをしたことでした。愛媛にすむ生き物をシルエットのシールにして窓ガラスに貼り付けたり、通路に参加型のペイントをして明るくしたり。これを通じてデザインに対するやりがいを感じ、自分が人間としてやらないといけない使命はこれだ!と感じたそうです。
ここ中津ブルワリーのリーフレットも、ひなたさんがデザインしてくれました!

ひなたさんは日常生活の中で、生きている世界の中にキャラクターのようなものが、急に浮かんで見えてくるそうです。ふとした時に頭の中に浮かんで、それが目を通して映っているように見えていると話します。これは小さい頃から鍛えていて、無理やりにでも想像していたら勝手に見えるようになってきたそうです。

ハイパー縁側のその場でも、ひなたさんが見えたものをイラストに描いてくれました!

来世何になりたいか、ひなたさんは迷っているそう。人間は飽きたので嫌だと話します。人間は日頃から大変だと感じるそう。それでも人間として生まれてきた以上、人間だからこそ楽しめることでこれからも生きていこうと思っています。たとえばデザインも、虫や動物になったらできない、人間だからこそできること。人間を楽しんでるなと思ってできると話します。

デザインについて、人のお金をいただいてアート作品をつくれるのは最高なことだと話します。デザインでありながら、ひなたさん自身にとっては出来上がったものは作品の一つ。お金をいただいて作品をつくり、喜んでもらえるのはWin-Winだと思っています!

現在まちづくりに興味を持っていると話すひなたさん。平日はデザインのお仕事をしつつ、土日はまちづくりに貢献したいと文の里商店街に関わっています。

“周りの人の想いを形にしたい”

商店街の人と話していると、パンフレットや名刺など形にしたいものがありながらできていないことがたくさんあります。周りの人の想いを、どうにか形にしてあげたい思いがとても強いひなたさん。活動を通じて色んな人と出会い、商店街やまちを盛り上げたいと話します。

ひなたさんは、変な人がいっぱいいるまちが大好き。文の里商店街もまさにそう。そこに魅力を感じて、その人達に貢献したいと感じています。

最後にこの1年の目標として、お世話になっている昭和町に愛を届け、まちの人に届いたよと言ってもらえるように活動したい。世界中に愛を届けるために、まず昭和町から広げていきたいとお話されました!

人の想いに応えながら、自分の想いものせて形にしていくひなたさん。これからもこの世界やその中に生きる人をどう捉え、活動していくのか楽しみになるお話でした!

【小山ひなた】
あべのファン・愛媛県産女子
あべのファンの愛媛県産女子です。
大阪の都会とキラキラした街が怖くてずっと怯えてた2年前。
今では阿倍野というもう一つの地元、帰る場所ができたので
もう1人でも梅田を歩けちゃいます。
逆に最近できなくなった事は落ちているお金を拾うこと。
釣りの魚の餌みたいに、宇宙人が宇宙から人間を釣るために
お金を餌にして騙してるのかもと思ったら怖くなりました。
ついつい糸がついてないか確認してしまいます。
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