2022年7月31日のハイパー縁側@梅田ゆかた祭時空の広場会場 最後の登壇者は、株式会社あみ壱の藤田義人さん。
テーマは「お茶文化から大阪を、日本を盛り上げる。」

今年4月にリニューアルオープンした、京橋と天満橋の間の網島町にある藤田美術館。
藤田さんはその中に、美術鑑賞だけでなく文化を体感できる新しい取組をしようとオープンした、あみじま茶屋を運営されています。
主力商品はだんご。だんごを食べお茶を飲みながら語らったり、散策がてらに腰を休めたりできるお茶屋さんです。

文化発信の一つなので、ただ元気よく飲食メニューを出すだけのミュージアムカフェを目的としていません。
近所のおっちゃん、おばちゃんと話をするように、美術館の感想や世間話でも何でもできる、コミュニケーションの量が多いお茶屋さんです。

藤田さんが考えるのは、日本茶を飲んでほしいというより、お茶を飲む時間自体がいいということ。日本茶に限らず紅茶やウーロン茶でもいいと話します。
語らいながらお茶を入れ、間に美味しいお菓子を食べながらお茶を飲む時間。その時間が一番いいのではないかと考えています。

今後お茶文化を世界に発信していくに向けて、藤田さんは「ふつう」でいいのではないかと話します。お茶が日常的にあるのが大事で、おもしろい、前のめりになるのは人の自由。それをたくさん仕掛けられるかが自分たちの仕事と考えます。

地道に取り組んで広がっていけば、世界から認識してもらえるかもしれない。地道に続けるのは難しいですが、欲を出さずにみなさんの声を聞きながら、チャレンジしていきたいとお話されました!

そして最後に、時空の広場会場の企画運営をご担当した角谷さん(大阪ターミナルビル)からは、大阪にこんなに面白い方々がたくさんいらっしゃり、その想いを伝える場として時空の広場を活用して頂いて嬉しい、と締めくくられました。

【藤田 義人】
株式会社あみ壱 代表
ホテル業界にてサービス業を経て、2017年に会社設立。
2022年4月にリニューアルした藤田美術館内に、お茶を通して文化に触れられる、緑豊かな網島(あみじま)の新スポット「あみじま茶屋」をオープン。
お茶のお供に毎日だんごを焼いてます。
公益財団法人 藤田美術館
fujitamuseum_official
あみじま茶屋