2021年10月22日のハイパー縁側は竹下龍之介さん・廣瀬大輔さん・吉永亮さんをゲストにお迎えしました!
テーマは「うめきたコワーキングカンファレンス」について

今回はコワーキングの運営に携わる3人のゲストをお迎えし、4人での座談会形式のハイパー縁側となりました!
それぞれがうめきたエリアをフィールドに、コワーキングスペースの運営やイベント開催など、人と人とを繋ぐことに関わるお仕事をされています。

「うめきたの未来に乾杯!」テーマはあるものの、トーク内容は全く決まっていない、ノープランのハイパー縁側がスタートです!
9月、「コモンルーム中津」の店長である竹下龍之介さんがハイパー縁側に登壇されました。その際、このエリアのコワーキング施設が繋がっても面白いねという提案があり、3ヶ所のコワーキング施設の面々が集まることになったそう。

ハイパー縁側を開催している西田ビルの3階でコワーキングスペースを運営する「ラフアウト中津」の廣瀬大輔さん、同じく福島でコワーキングスペース「グランドスラム」を運営する吉永亮さんが集まりました。

まずは、それぞれの施設でやってみたい、温め中のプランを発表することに。
吉永さんは、以前から大きなイベントもされていましたが、コロナ禍でイベントができなくなっていました。緊急事態宣言があけてから、イベントを少しずつ再開している状況だそうです。

今後は、個人向けだけではなく、法人向けにもっと利用してもらいたいと考えていて、ワンランク上の価値を提供していきたいと話します。
そのためには、横の繋がりが必要だと吉永さん。色々なコワーキング施設が連携して、会員さんが自由に使うことができればと考えます。また、その時にはコミュニティ・マネージャーの会話も重要だと指摘します。

今回集まった3ヶ所それぞれの施設では、メンバー会員の職種も違えば、新聞の有無やドリンクの提供の仕方などのサービスも違います。様々なコワーキング施設に実際に入って見ることできるのは、大きなメリットにはなるのではないかと廣瀬さんも話します。
同じ施設内のメンバー交流だけではなく、違う施設のメンバー同士の掛け算で生まれるイノベーションの可能性もあると4人の意見も一致します。

竹下さんは、白米を炊いてみんなでご飯を囲む「白飯会」を開催されています。
以前、40名ぐらいの交流会をしたときに、人数が大すぎるという意見がありました。そこで、大人数ではなくこじんまりと定期的に開催できる「白飯会」が始まったそう。

大人数を1度に集めるのではなく、少人数で集まれる機会を何回も開催することで、メンバー同士の密なコミュニケーションが生まれるという意見も。その場合、1つの施設で何回も開催するのは大変なので、3つの施設がコラボレーションして行うことがいい!と盛り上がりました。

コワーキング施設なので仕事をしたい人が集まる場ではあるけれども、地域との繋がりも大事にされている4人。近所のおじさんが、コーヒーを飲みにふらっと立ち寄ってもらえるようなスペースでもありたいとも言います。

コーヒーを用意し、お茶を飲んでお喋りができるような“コミュニティプラン(仮)”というプランも作ることで、ハードルを低くし入り口を広くしたいと廣瀬さん。そして、西田ビル全体で“中津のシンボル”になれたらと考えます。
コワーキング施設に用事がない人も多いので、コーヒーを飲むことをきっかけに、情報交換を気軽にできることがいいねと吉永さんも賛同。

話題は、イベントの内容について。流行りのものや著名人を呼ぶというイベントではなく、やりたいことをやって、興味がある人が集まる方がおもろいと吉永さんは話します。

廣瀬さんは、自主企画のようなイベントはあんまりできていなかったと話しながらも、以前から“ヒロセバー”を開催。「廣瀬さんがやりたいことをやって、結果的にこの場に来るきっかけになり、会員や未来の会員の繋がりになっているのでは」と、吉永さんは指摘します。
自分が楽しんでいたら、自ずと売り上げに貢献できていたり、メンバー同士の繋がりを生んでいるのかなと廣瀬さん。

大人数で集まる事を求めていない方も多いので、それぞれの施設から数人連れて参加するのがいいのでは、と竹下さん。さらに、それぞれのコワーキングスペースを巡る「うめきたライブツアー」もいいね!と盛り上がりました。

1カ所のコワーキングスペースの枠を超え、少人数での交流会を行ってみて会員さんの意見を聞いたり、それぞれのイベントの情報共有をするなど、気楽にできることからスタートしていこう!とまとまりました。
「うめきた交流会」という名の「ヒロセバー」、「白飯会」、「ヨガストレッチ会」のようなこともやってみたい!とたくさんの意見がでました。

吉永さんのしゃがれ声と、「キッチン」のイントネーションについて一悶着した後、「やりましょう!」と気合い十分の4人。
1施設だけではできないことを実現し、コワーキングスペースの新たな価値を生み出していくことに期待したいです!

【竹下 龍之介】
コモンルーム中津 店長
大阪・枚方市出身。学生時代、仲間と共に京都・宇治で学生団体「商店街活性化隊しあわせ工房CanVas」を立ち上げる。
その活動を通じて「地域パーソンと協働する面白さ」にハマり、激務を覚悟し某旅行会社に入社。全国各地でのイベント・ツアー運営を経験する。
東西南北どの地域でも、異業種の人同士が協力してサービスを生み出していく姿を目の当たりにし、次第に観光業以外の角度からも「協働の場作り」を考えるようになる。
そんな折、「異業種のワーカーが集う」コワーキングスペースという存在を知り、現職への転職を決意…!
有休のほとんどを返上し、すぐさまコワーキングスペース運営に携わる。
現在は、コワーキングスペース「コモンルーム中津」での店長業務の傍ら、同社保有のシェアラウンジ付きマンション「アパートメント21」の案内も担当。
「暮らし」と「職場」のコミュニティを学びながら、「ワーカーが集いたくなる真の居心地」を追求すべく奮闘中。
ちなみに、旅行は専ら国内派で47都道府県の観光経験あり。
5歳から18年間空手の稽古に励んだ、不器用&超ド真面目人間。
コモンルーム中津

【廣瀬 大輔】
株式会社BHF 代表取締役 / ラフアウト中津 CCO
2010年、高校の同級生と2人で結婚式二次会の幹事代行サービス「FOR U」を開始。
2011年法人化。2013年、当時まだオリジナルウエディングが台頭していなかった時にアウトドアウエディングを初めてプロデュース。現在までで50組以上の野外結婚式を手がける。
同じ頃にレンタルドレスショップとフォトスタジオをOPENさせ、ブライダル事業で多角化を図るも、2018年にその2部門を撤退しプロデュース事業に専念。
現在はブライダルのみならず、法人パーティーのプロデュースや動画制作など事業領域を拡大させている。
2018年に「60overからの“楽しいインフラ”づくり」を理念とした株式会社60を設立。
現在は「みんなの還暦式」「dayBirth」の2サービスを展開中。そして2021年1月よりラフアウト中津のCCO(チーフコミュニティオーガナイザー)に就任。
株式会社BHF
株式会社60
ラフアウト中津
【吉永 亮】
株式会社マスターピース 代表取締役
1985年生まれ。兵庫県西宮市出身。
2009年立命館大学を卒業後、楽天・ビズリーチ・JAC Recruitmentと経て、2019年に独立。
人材紹介会社サードプレイスを運営。2019年末よりGRANDSLAMの経営もスタート。
“成長・共創・つながり”を生み出す場所として、コワーキング・イベントスペース、レンタルオフィス・スタジオの側面も持ち、価値ある場所になることを目指す。
また、関西の前向きなビジネスパーソンを繋ぐコミュニティ“Next Innovation Kansai”を運営。約450名が参加するコミュニティとして、オンライン・オフラインどちらの良さも取り入れながら、関わる方とつながりの深化・共創を目指し、活動中。
GLAND SLAM

【久米昌彦】
東邦レオ株式会社 / 株式会社NI-WA
1982年生まれ、香川県出身。
2007年に東邦レオ株式会社へ入社後、都市緑化事業に携わる。2018年より、人と人が触れ合う事で生命力が感じられる場づくりを実践する「コミュニティ・ディベロップメント」事業に従事。
大阪中津では、これからの社会の仕組みや暮らし方・働き方を模索する「地球OS書き換えプロジェクト」や、西田ビルの半地下屋外の駐車場をリノベーションしてつくられた交流の空間で地域やコミュニティ・人の生き方を語り合う「ハイパー縁側」を推進中。
東邦レオ株式会社
株式会社NI-WA