2020年12月18日のハイパー縁側は、加瀬愛実(キャシー)さんをゲストにお迎えしました!
テーマは「人と人のつながり~デザインを通じたまちづくり支援~」

キャシーさんは大阪生まれ大阪育ち。小さい時から絵や工作が得意だったそうです。高校卒業後、なんとなくの進学はせず働いた方が勉強になるだろう!と考え就職します。

医薬品・日用品卸の会社の事務職や、食べログの代理店での飛び込み営業などの経験を経て、阿倍野で自分が働きたい場所が見つかり、ライブバーで働くことに。バーのマスターはお父さん代わりと言えるほど沢山のことを教えてもらい、人とのつながりができました。

その後飲食店のメニューデザインやカレーづくり、キャラカフェ出店など様々なことにもチャレンジしながら、バーのつながりであべのっての平川さんと出会い、それがきっかけで去年の春から阿倍野まちづくりセンター(まちセン)で勤務を始めました。

まちセンでは、阿倍野区内の地域の人や団体が自立して活動できる支援を行っています。また独学でイラストレーターを学び、スクールでもデザインを学んで、マップや広報物の製作などの仕事もするようになりました。そして様々な世代の人に親しんでもらえるよう、オリジナルキャラクターも製作!それがまちのんです。

初めて好きなことが仕事につながる経験ができ、オリジナルのものを作ったのが自信になりました。それを通じて地域活動に興味をもってもらったり、自分の好きなあべのをアピールして役に立てるのはとても恵まれたことだと感じています。

キャシーさんの思うあべのの好きな所。1つめは、人やお店が個性的すぎること。お店だけでなくクリエイターなど色んな分野の人が集まり企画が生まれることで、人やお店同士がつながっていると感じています。

2つめは、アクセスがよく生活に便利なまちであること。全部のことがあべので済んでしまい、自転車で過ごせるのがいいそうです。

3つめは、ちょうどいい下町感。ご近所づきあいも残っていて、困った時に頼れる顔見知りやふらっと寄れる飲食店が多いのが魅力だと感じています。横のつながりのあるまちは内輪だけで停滞しがちなこともありますが、あべのは新しいお店や人もどんどん入ってきているそう。

“自分にとっての第二の学校”

働きながら様々な人と出会い、先生や家族には教えてもらえないことも沢山学べたバーは、キャシーさんにとって第二の学校だったと感じています。学生の人が不安な時に人と出会い、つながれる場所を自分でもつくりたいと考えており、地域への関わりを通じてご縁への感謝を返していきたいと考えています。

来年の目標は、地域の方にもより作りやすいデザインをできるようにコツをお教えしたり、イベントでみんなでゆるキャラを作ることだそうです!

チャレンジ精神と行動力で、新たな取り組みをどんどんされていくキャシーさん。これからも活躍が楽しみですね!

【加瀬 愛実】
阿倍野区まちづくりセンター支援員
・1995年大阪生まれ
・高校卒業後、薬品系卸会社へ就職
・19歳で偶然阿倍野区で一人暮らしすることとなる
・一生事務の仕事をするのはいやだ!と思い約3年勤めた会社を退職
・ご縁により阿倍野区内の飲食店のスタッフとなる
・ご縁により阿倍野区まちづくりセンター支援員へ転職
・ご縁により近ごろはあべのって(https://abenotte.com/)にも参加
現在は、まちづくりセンターで阿倍野区の地域活動協議会のさまざまな支援を行なっています。
地域の会議に参加することもあれば、パソコンの使い方でわからないところの相談に乗る日などもあって、区内・区外関わらずいろいろな方と関わる機会が多く、とても勉強になっています。
また、個人的にデザインなど制作が好きなので、リーフレットや広報物などを担当させていただくこともあり、どうやったら興味ない人にも見てもらえるだろう?と考えながら作っています。その中で、オリジナルキャラクターの「まちのん」が生まれました。