2020年1月15日のハイパー縁側は、歌手の山崎小夜子さんをゲストにお迎えしました。
テーマは「世界を笑顔に~丹波流酒造り唄の伝承~」

最初に、26年前の阪神淡路大震災後に、歌いに来てくれた森山良子さんから手渡された、山崎さんが歌手となる原点であるオルゴールを鳴らしながら歌ってくださいました。

山崎さんはTwitterで、自らが歌う「おはスコ動画」を毎朝アップしています。始めたきっかけは、ボランティアで行っていた障害のある児童施設の男の子が病気で入院したことでした。お見舞いに行き山崎さんが歌うと、しんどい中でもにっこりと笑ってくれました。そこから彼のために毎日歌を届けようと決め、動画を配信し始めました。

すると動画をみた他の人たちにも喜んでもらえるようになり、フォロワーも1万人以上に。病気で外に行けない人にも少しでも行った気持ちになってもらい、笑顔で希望をもっていてほしいという思いを込めながら、様々な場所で歌う姿を365日アップし続けています。

そんな山崎さんが伝承していこうとしているのが、丹波流酒造り唄。酒造り唄は歌ではなく、本来は大変な作業の中唄う”仕事唄”なのだそうです。寒さの中外での桶洗いという厳しい作業の中唄う、”秋洗い唄”を披露してくださいました。

酒造り唄に関わろうと思ったきっかけは、灘の日本酒を楽しむモトロクというイベント。お酒を飲み、笑顔で幸せそうな人達に自分の歌をとても喜んでもらった経験から、これは自分がやらないといけないのではと思ったそう。

本物の人から酒造り唄を習いたいと思う中で、丹波篠山に行った際にたまたま教えてくれる人を紹介してもらうことができ、丹波流酒造り唄に出会いました。

酒造り唄は耳コピで伝承されているので、杜氏さんが唄えばその音階が正解になります。みんな違う音階で唄うので、歌手である山崎さんは最初とても難しさを感じたそうです。

ですが、酒造り唄が無くならないようみんなに親しんでもらい、こんな唄があったんだ、こんな苦労してお酒を造っていたんだと知ってもらい、全国の酒造者と一緒になって伝統を守っていきたいという思いがあります。

“人を笑顔にしたい”

酒造り唄に山崎さんをひきつけるもの。それは人を笑顔にしたいという思いです。またつながった人が他の人や本を紹介してくれたり、蔵開きに呼んでくれたり、お手伝いを申し出てくれたりと、次々ヒントやきっかけをくれて関わりが広がっていくそうです。

色々な不幸があっても、山崎さんは歌うことでそれを忘れられるそう。そんな歌を通じて人を笑顔にすることが自分の幸せだとお話されました。

山崎さんの歌声で、素敵な笑顔の輪がどんどん広がっていってほしいですね!

【山崎 小夜子】
プロ歌手
京セラドームにて『国歌斉唱』やりました、次は甲子園球場での『国歌斉唱』をやりたいと引き寄せ中です😊
音楽一本で生きていくのはめちゃ大変ですが…
野たれ死に覚悟で歌ってます
できると思っています💡
私のもつ全パワーを歌に注ぎ
世界を笑顔にしようと真剣に考えてます😊
南京町150周年イベントや、兵庫津の浮島のイベント
ホテル… 六甲オルゴールミュージアムさんコラボ
いろいろな場所で歌っています。
Twitter「SAYOKOチャンネル
で毎日歌の動画を365日配信しています、2年で1万人登録行きました。
デイサービスなどで音楽療法や、神戸学院大学附属高等学校でミュージカルの指導しています😋
最近は丹波流酒造り唄の伝承活動をしています。