2023年11月11日のハイパー縁側@夢キタ万博は、福海風歌さんをゲストにお迎えしました!
テーマは 「舞台活動を通じた芸能への“夢”」
ハイパー縁側@夢キタ万博、3人目の高校生ゲストは、小学校から劇団に所属し、歌やダンス、演技を学んできた高校3年生の福海さん。今回は、いつもの舞台上とは違い、セリフなしで、自由に自分について話すスタイルなので、緊張と不安がある、と打ち明けながらも、落ち着いた口調で話し始めます。
福海さんは、もともと恥ずかしがり屋で、人見知り。お母さんの後ろに隠れているような女の子だったそう。そんな福海さんが小学校1年生の時、「福海風歌を、変えてみない?」と、お母さんから劇団に入る事を勧められます。
大泣きしながら嫌がりましたが、お母さんの熱意に負けてオーディションを受ける事に。当日も、会場までの道のりが渋滞していて、「このまま着かなければいいのに…」と願うほど、後ろ向きでした。
福海さんの気持ちとは裏腹に、オーディションに合格し、レッスン通いがスタート。最初は、レッスンへ行くのをとても嫌がっていました。ただ、レッスンを受けてみると楽しい。始まるまでが嫌だった、と今となっては笑顔で振り返ります。
劇団に入団して10年が経ち、当初とは違い、自分から「挑戦したい」という意欲が湧き、自信を持って舞台に立つ事ができているので、自分自身の成長を実感している、と語ります。最初は、ダンスだけに取り組んでいましたが、小学5年生の時に、ミュージカル『アニー』のオーディションを受けた事がきっかけで、歌や演技にも興味をもち始めた、と言います。
最終審査の「演技」で落ちてしまいましたが、途中審査の「歌唱」を評価してもらえた事で、歌のコンテストに積極的に参加するようになりました。また、演技にも挑戦し、活動の幅がどんどん広がっていったそう。そして、現在、ダンサーとしても活躍しながら、ミュージカルにも出演し、ダンス・歌・演技の全てに力を入れています。
そんな福海さんは、先日フランスへ渡り、現地のアニメファンが集まるステージで、アニソンメドレーを披露。日本のアニメの認知度や人気の高さを感じながら、日本とは違う刺激を受け、現地ならではの空気感を体感できたそう。
また、舞台では一握りの方にしか届けられないので、「たくさんの方に自分の歌を届けたい」という想いを込め、『FUKA STUDIO』というユーチューブチャンネルを開設。動画をあげる度に、おばあちゃんが褒めてくれるのも嬉しい、と笑顔で話します。
現在は、『English Vocal Election』という英語の歌のコンクールに向けて練習に励んでいる真っ最中。自分の歌を聴いてもらえる喜びや、歌い終わった後に拍手してくれるお客さんの顔を見ると、幸せを感じる、と言います。スタジオや部屋で練習するのとは違い、舞台では、伸びやかに全身で歌う事ができるので、気持ちいいし、「歌うのって楽しい!」と実感できる、と語ります。ソロ部門と団体部門とでの出場があり、ソロは自分自身を表現できるのがいいし、団体も、本番までに仲が深まり、団結力を高められるのがいい、と両方に魅力を感じています。
歌う事が好きだから、練習も苦ではない、と言い切る福海さん。高校の授業後は、すぐに劇団での練習があり、ゆっくりする時間はなかなかありません。しかし、時間があると、他人と比較したり、余計な事を考えてしまうから、今くらいの時間の使い方がいい、と自身を分析しています。高校を卒業後は、東京の芸能専門学校への進学が決まっています。舞台、ドラマ、映画、CMなどオールマイティーに活躍したい、と意気込みます。
“みんなに笑顔になってもらいたい”
福海さんの好きなアイドルの口癖が、「みんなを幸せにしたい」だそう。福海さんも、作品を通して自分自身を知ってもらい「みんなに笑顔になってもらいたい」と考えています。
自分を人生のモチベーションにしてもらえるような、そんな存在を目指したいと、力強く語る福海さん。瑞々しくもパワフルな歌声や、まっすぐ前を見て新たな挑戦を続ける姿に、励まされ心を動かされる人が、今後もどんどん増えてきそうですね!
【福海 風歌(ふくみ ふうか)】
高校生 / 劇団所属
2006年生まれ。高校3年生。
小学生の頃から劇団に所属し、ダンスや歌や演技を学ぶ。