2022年7月31日のハイパー縁側@梅田ゆかた祭最後の大トリを飾った登壇者は、花綺者(かぶきもの)の山田廣之信さん!
テーマは「世界に出て初めて分かった和文化の良さ」

お花を綺麗にする者、花綺者の山田さん。草月流のお花の先生をしながら、アーティストとして花と鉄や鉛など無機質なものを交えて作品を作っています!

山田さんはかつてお花の技術交換を目的に、フランスに行きお花屋さんを何軒か回ったそう。
フランスの人は、日本の生け花にもすごく興味を持っており、アニメだけでなく華道・茶道をはじめ「道」がつくものなど、日本の伝統は評価されていて武器になると感じました。

その後インドに招待された際には、作務衣や袴、着物を着て行くと人が集まってきて、次から次へと写真を撮ってほしいとお願いされたそう。ここでも着物・日本文化は武器になるなと山田さんは感じました。

最近では山田さんが他の作家さんとコラボすることも増えています。
山田さんは自らを、カレーライスの福神漬と例えます。お花を目立たせないで、相手の作家さんの作品を目立たせたい。でもなかったら寂しいようなもの。
自らがメインではなく、お花はスーパーサブだと話します。

山田さんは自分自身をアーティストだとそんなに強くは思っておらず、楽しくしていたら楽しいものが作れると考えています。家も大事に、作家仲間も大事にしています。

日本文化は日本人が思っている以上に海外では武器になるので、ひとつぐらいは日本の文化を嗜んでいたら面白い、と山田さん。和文化の一芸を持って外に出るか、日本の中でその芸を海外から来る人たちに魅せていきましょう!と締めくくられました!

【山田 廣之信】
花綺者(かぶきもの)
関西大学文学部哲学科卒在学中、劇団活動に参加。劇団☆新感線をはじめ、関西の小劇団で小道具製作として活動。
同時に花の世界へ。劇団活動の影響もあり花のみの創作だけではなく、アルミ・鉛などの金属・異質素材との融合を愉しむ。
教室では、ナチュラルな作品からハードコアな作品まで、幅広く個性的な作品製作の感性を導き出す指導を行っている。
また、書や絵画などの異業種作家とのコラボレーション活動も数多くこなし、空間全体を書・絵画の額に見立てた空間ディスプレイが昨今増えている。
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