2022年7月31日のハイパー縁側@梅田ゆかた祭南館せせらぎテラス会場の最初の登壇者は、カモメ・ラボ代表の今村謙人さん。ファシリテーターはラフアウト中津CCOの廣瀬大輔さん。
テーマは「屋台で生きる。」

今村さんは自らを「路上職人」と称します。屋台を作ったり自分でも引いたり、行政とまちなかでの活動の構想をしたりと、まちなかの路上を面白く使い、みんなのやりたいことをできるようにしていく人だと話します。
会場でも、実際に一番身軽な駅弁屋台を披露してくださいました。

大事にしているのは、とりあえずやってみる。今村さんもかつては最初から完璧を目指してしまう人だったそう。今は小さくジャブを打ちコミュニケーションを挟みながら、よりよくしていこうとしています。

今村さんは、かつて奥さんと1年間世界一周の旅行に行ったそう。海外に行ってみると。路上で商売してる人がたくさんいることに気づきました。やる人も買う人もちゃんといて、路上に対する許容度が高いのです。

そこで、メキシコでは自ら座卓と七輪で焼き鳥屋台をやってみたそう。
かっこいいものを作ろうと思わず、自分のできる範囲でとりあえずやってみてお金を稼ぐこともでき、これならどこでも生きていけるなと感じました。この経験がとりあえずやってみる、につながっています。

ヒッピーや、もしくは資本主義社会に浸かる両極端ではない、その間が必要だと今村さんは考えます。
屋台というツールがあると、社会に属しながらもなんとか生きていく術をもてるので生きていくのが楽になるのではと考えています。

自分のできる範囲でまずやってみる。でもやるだけで何も考えないのはだめで、やると決めたらそれに向けて100%やっていく。
やってみると必要なインプットが見えてきます。インプットとアウトプットのバランスを大事にすることが大切だとお話されました!

【今村 謙人】
カモメ・ラボ 代表
新卒で入社した設計事務所を一年でクビになり、その後内装や工務店、飲食店やホテルの住み込みの仕事をし、韓国人の嫁と結婚。一年世界一周新婚旅行に行くなどさまざまな経験を積み、カモメ・ラボを設立。
屋台を作り、出店もし、モノや人を繋げたり場のにぎわいを作る小さなエリアの活動から、まちや都市のこれからの未来をつくる社会実験のコーディネートなどの大きなスケールまで、いろんなスケールに接続している。

■経歴
2011 年 大阪市立大学大学院 工学研究科 都市系専攻 建築デザイン・宮本 研究室 修了
2011 年 株式会社オープン・エー
2012 年 株式会社オープン・エー解雇
2012 年 一級建築士事務所 八百光設計部
2012 年 株式会社VIC(飲食店プロデュース、飲食店マネージャー)
2015 年 夫婦で世界一周新婚旅行(約一年間かけて26 ヶ国まわる)
2017 年 カモメ・ラボ設立
2021 年 合同会社ルツボ設立
2019 年 「住まいをデザインする顔 – 関西若手の仕事 -」 出展
2019 年 山田幸司 特別賞受賞
■掲載
・日本経済新聞20210521.UR都市機構×オープン・エー×カモメ・ラボ
『まちや団地の未来を語る』
・住む。2021夏刊
『はじめの一歩を軽やかに。屋台という考え方』
・建築と社会2021.11 vol102
『建築と屋台』
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