5月27日のゲストは、西田ビル3Fラフアウト中津のコワーキングメンバーでもある稲田さんをゲストにお迎えしました!テーマは「音楽にまつわるエトセトラ」。
英語を巧みに操り、音楽エンターテック企業として、音楽を世界に発信し続ける稲田さん。当日は、音楽にまつわるあれやこれやのお話をお聞きしました!

本日のハイパー縁側は「今の音楽ライフ、おかしいんちゃうか!」の辛口一言からトークがスタート。学生時代から現在まで音楽業界に身をおいてきた稲田さんは、アフターコロナの音楽業界を分析する中で、以前とは異なる音楽ライフに危機感を覚えているようです。

稲田さんは現在、企画制作から音楽配信までワンストップでソリューションを提案する株式会社リプロポートの代表取締役を務めます。そんな稲田さんの音楽ライフは高校時代に始まりました。Hip-hopに心を奪われ、すっかり虜になった高校時代。
卒業後は音楽の道を究めるべく、シカゴへ留学に。毎日レコードを漁りあるき、音楽にどっぷり浸かる毎日。合計3年半をシカゴの街で、音楽とともに過ごしたそうです。

その後、日本に帰国したものの、音楽漬けの濃密な日々から急に空白の時間が訪れ、何をしたらいいかわからない時期が続いたと話します。縁あって雇ってもらえることになった服屋では、アルバイトにも関わらず海外事業部に配属となり、服の買い付けや輸入等に携わりました。

その後、中古レコード店に就職し、店舗販売をしながら買い付け担当としてロスと日本を行き来する様に。当時は、CDやデジタル音楽配信が徐々にメジャーになりつつあり、レコードを売ることが難しくなってきた時代。そこで稲田さんは留学時代の人脈や今までの経験を活用して、海外でネットオークションをはじめました。日本のレコード店だと数百円で売れていたものが、ネットオークション経由だと高く売れる。

しかしそのうち、レコードがお金にしか見えてこなくなり、本来感じていた音楽の楽しさが薄れてきてしまったと話します。そこから様々な変遷があり、現在のリプロポートを立ち上げ、包括的な音楽サービスの会社を経営しています。

さて、ここまでは稲田さんの音楽ライフを振り返ってきましたが、稲田さんが今、一番気になるのは「みんな、音楽聴いてる?」ということ。
音楽業界の変遷とともに、音楽に対する人々の姿勢も変わっていき、今ではCDは買わないし、どこかで聴いた事はあるけれど、誰の・何という曲かは分からない。。。結局、昔好きだった曲を聴いてしまう、という状況が蔓延しているのではと話します。

“人生を愉しむために音楽を聴く”

かつては思想が音楽に反映され、そこからファッションや新たな文化ができ、それぞれの個性が確立されていました。音楽を聴くための行動・経済活動・文化交流がリアルな生活に結びついていた時代は遥か昔のことで、今ではすべてが統一化されていると分析します。

そんな音楽業界の現状をどうやってより愉しんでいくか?稲田さんは次の5つのポイントが大事だと話します。

①.定額ストリーミングサービスの有料会員になる。
CDを買わないのならば、せめてここにお金を払って頂いて、つくる側を潤してほしい!

②.プレイリストをつくる、聴く、シェアする。
この歌好きだな、嫌いだなを追究することは、新たな自分を知る作業でもあり、意外と楽しかったりします。一人ひとりの個性・感性が浮かび上がったプレイリストをつくり、是非SNSでシェアしてコミュニケーションをとってみよう

③.興味のある音楽やラジオを毎日2時間くらい聴く。
耳に神経を集中させ、“聴く”ことに注目してみよう

④.スピーカーで聴く。
音楽は一人で聴くと完結してしまう。完結させるのではなく、皆で聴いてシェアしよう

⑤.子どもに楽器や音楽を教える。
これからの時代を担う子どもに音楽を聴かせて、音楽を持続可能な文化にしていこう

以上の5つのポイントを大切に、“音楽を聴く”ことに向き合ってほしいと話します。
生活の中で、音楽は「お花」のようなもの。生活を華やかにするためにも、自由に好きな音を楽しんでほしい!ますます人生楽しくなりますよ!と最後に、熱くお話しいただきました。

音楽を愛する稲田さんの人生と情熱に触れられた1時間でした。皆さんも是非、様々な音楽を聴いて人生を豊かに、華やかにしていきましょう!

【稲田 力(いなだ ちから)】
株式会社リプロポート 代表取締役社長
1974年大阪生まれ。
高校時代にヒップホップの洗礼を受け、卒業後にシカゴに渡米。濃厚な音楽に溺れ、レコードを買い漁る日々を過ごす。
帰国後に大阪の某中古レコード専門店に就職。天神橋筋商店街の店舗に配属されると同時に、レコードバイヤーとしてLAとの往復を繰り返す生活を送り、9年間勤める。
退職後に越境ECのコンサルタント会社を設立し、某外資系マーケットプレイス企業のパートナーとして国内展開に参画する。
クライアントであった大阪のジャズレーベルで作品制作に携わる。“Loud Minority”名義でクリエイティブディレクターとしてアルバムをコンセプトからデザインまで50作品以上手掛ける。
現在は企画制作から音楽配信までワンストップで音楽関連のグローバルソリューションを提案するサービスを運営。
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