3月11日のハイパー縁側@天満橋は岡田枝里さんをゲストにお迎えしました!
テーマは「天満橋でカフェを始めたビビっとポイント」

2019年から天満橋でコーヒーショップ「SÖT COFFEE」を運営している岡田さん。本日はコーヒーを飲みながらお話できたらと、まずはお家コーヒーの実演から始まりました!夕方の時間帯は、カフェイン摂取を控えている方も多いという気遣いから、99.9%カフェインを取り除いた、メキシコのデカフェを用意して下さいました。
岡田さんのお店のデカフェは、デカフェ独特の味わいが苦手な方も「コーヒーの甘みが感じられる!」と人気なんだとか。

測りの上にカップを置いて、お湯を注ぎます。ドリップパックで淹れるポイントは、始めにお湯で粉全体をぬらして、30秒蒸らすことだそう。そうすることで格段に美味しくなると岡田さんは言います。そして、50mlずつのお湯を3回に分けて入れていきます。漂う香りを感じながらコーヒーを淹れるのがリラックスタイムになるのではないかな、と話します。

ふわっと甘みを感じる、美味しいコーヒーをいただきながらまったりとハイパー縁側がスタート。「SÖT COFFEE」は、スペシャルティーコーヒー専門店であり、良質な豆のみを取り扱っています。また、自家焙煎しているため、その店らしい味を追求したり、フレッシュな豆を楽しむことができると話します。
「SÖT COFFEE」の“SÖT”はスウェーデン語で、“甘い”という意味。甘みのあるコーヒーを提供しながら、人々にそっと寄り添えたらという気持ちがこもっているそう。

徳島県出身の岡田さんは、お父様の仕事の都合で大阪へ引っ越し、京都の大学へ進学しました。大学では幼児教育を学び、保育の現場へ。保育の活動をする中で、子ども達の生き生きしている姿を見て“大人も子どものように、創造性を持って何かをしたい!”という思いが生まれます。

ついつい忙しさに追われがちな大人は、創造性を育んだり、自己表現をする場が少ないと感じていた岡田さん。雑談から始まり、やりたいことをみんなで話すような場を作れたら、と考えていました。

そこで、コワーキングスペースやカフェで、創造性を高めたり、自己理解を深めたりするワークショップを始めます。保育の仕事をしながら、ワンデイカフェを続けていた岡田さん。結婚を機に京都から大阪へ。大阪でカフェをするならどこがいいか、と考えながら過ごしていました。

当時、スパイスカレーにハマっていた岡田さんは、天満橋にあるカレー屋さんに向かっていました。天満橋駅に着いた瞬間に、大川からのとても爽やかな風を感じたそう。

大阪のまちに対して、エネルギッシュで元気なイメージ持っていた岡田さんは「お、何だ、ここは!?」と衝撃を受けます。そのまま「御祓筋」を歩いていると、“澄んだ清らかな風”を感じ、その瞬間に“ビビッ”ときたと話します。癒される風をきっかけに、天満橋エリアが気になりだします。

また、ある時は北大江公園を歩いていると、フッといい風が吹いたそう。「お、何だ、ここは!?」「何か絶対ある!」と、気になった岡田さん。背景を調べてみると、細川ガラシャが通った教会や、新撰組が泊まったとされる宿の跡地がありました。歴史上の人物に思いを馳せながら、緑が多く子どもの声がきこえるこの場所で感じた“柔らかい優しい風”に、“ビビッ”ときたと話します。

“ビビっとポイント”

もともと、忙しい人や癒されたい人へコーヒーを届けたい、と考えていた岡田さん。オフィス街でありながらも自然や公園が多い天満橋で“ビビッ”と2種類の風を感じ、「ここでカフェを始めたい」と思ったそう。

そして、風を感じた2019年に天満橋にコーヒーショップをオープン。最初は、完全自家焙煎ではなく、徳島のコーヒーロースターから仕入れていました。しかし、自家焙煎をして自分の味を届けたい!と、うずうずしていた岡田さん。ワークショップに何度か参加し、後は独学で焙煎を勉強し、腕を磨きます。

焙煎を始めて2年目でなんと、アメリカのコーヒーレビュー誌のランキングで世界第3位に輝きました!「毎日、焼き肉屋さんのように豆を焼きました」と、笑います。2年目で受賞された岡田さんですが、「精進します」と話し、さらに、「世界3位と言うよりは、飲んでくれている方にとって、1番好きなコーヒー屋さんになりたい」と語ります。

スペシャルティーコーヒー専門店として、その美味しさを伝えたいという思いもある一方で、その人のやりたいことを後押しするようなコーヒーを届けたいと話します。コーヒーを飲んでその日1日を振り返ったり、疲れたときにがんばろう!と思ってもらえるようになって頂けたら幸せ、と岡田さんは話します。

「SÖT COFFEE」の隠れ家的に奥に広がっている店内には、カウンター席・ソファ席・テーブル席など30席ほどがあります。また、ギャラリーのできるカフェでもあり、絵画の作品を飾ったり、音楽イベントなどもされています。自己表現したい方を応援したいとも話します。

「アートとコーヒーは合いますよね。」と岡田さん。様々なものを繋げ、引き寄せるのもコーヒーの魅力であり、“磁石みたい”という話で盛り上がり、“マグネットコーヒー”と表現。自分の中に持っている力を引き出してくれる力もコーヒーにはあるのでは、と話します。また、同じような思いをもつ人たちを引き寄せる力もあると、コーヒーの可能性を語って下さいました。

カフェであるからには、今後も交流の場でありたいと話します。宝塚に、2店舗目を出店予定だそう。
ご自身を、“コーヒーを届ける人”と紹介して下さった岡田さん。人々にそっと寄り添い、その後押しをしたいという気持ちのこもった1杯のコーヒーをいただきに、優しい佇まいの岡田さんの元へ今すぐ訪れたくなりました!

【岡田 枝理子】
コーヒーを届ける人 / SÖT COFFEE ROASTER
1986年徳島生。
京都女子大学発達教育学部で幼児教育を学び、事務職や保育の仕事をしているなかで、子ども達のように心を使い、その人にしかない自己表現をすることの大切さ、創造性を高めることの大切さを感じ、コワーキングスペースなどで1dayカフェなどの場づくりをはじめる。
結婚を機に京都から大阪へ住み、新しい出会いのきっかけになれる場や、ほっと振り返りの時間が過ごせるような場になれればとオフィス街の真ん中 天満橋にコーヒーショップをオープン。
日常をインスパイアする最高品質のサプリをコンセプトに自家焙煎のスペシャルティコーヒー専門店として珈琲豆の個性を活かした豆を届ける。
SÖT COFFEE ROASTER
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