2021年6月2日のハイバー縁側は、天の橋立と伊根の間にある上世屋(かみせや)でベルギー人と日本人の夫婦が営む小さなクラフトビール店「KOHACHI beerworks」のジュリアンさん・展子さんご夫婦をゲストにお迎えしました!
テーマは「小さな村で豊かに生きる~ビール職人の暮らし~」。

上世屋(かみせや)は、京都の丹後半島にある集落で、住人25人ヤギ1匹が住む小さな村。
そこには今でも日本の原風景が残る、自然豊かな場所。

その村に住むほとんどが移住者で、美しい自然や風土・先人たちの生き様に惹かれ移り住むようになったそう。ジュリアンさんご夫妻もこの土地を訪れてすぐに移住を決めました。

母国のベルギーで自家醸造されていたジュリアンさんにとって、ビールは生きていく中でなくてはならないもの。
KOHACHI beerworksのビールは、地元の農家さんやアーティストとコラボレーションし、丹波の季節ごとのレシピを考案されています。

“丁寧な暮らしができる”

コロナの時代になって、今まで個々だったものがこれからは共同体として生活していくことが大切だとジュリアンさんは仰います。

例えば、農薬を使う使わないは、人それぞれ価値観があり、その価値観が違うからこそお互いを尊重し合うことでサスティナビリティに繋がるのではないかと考えます。

今後はこの地でホップの栽培、大麦栽培ができるようになっていき、ビール作りの後に出る麦芽粕は堆肥になり、お隣のヤギさん達の餌になり、土に帰る。そしてまたビールの原料となる。そんな自然の循環をつくっていきたいと話します。

現在は、丹波路ブルワリーさんにお世話になりながらKOHACHI beerworksのビールを醸造されていますが、今秋のオープンに向けて、住居兼工房の古民家(お米の脱穀作業場)を少しずつ改修しビール醸造工房を建設されています。

ジュリアンさんご夫妻がつくる、ベルギーの伝統と上世屋の想いがこもったベルギースタイルのビールが今から楽しみですね。

★BEER LIST★
・丹後の季節(A SAISON IN TANGO)
・世屋の琥珀(SEYA AMBER)
・芽ざめ(MEZAME)春・夏限定

【Julien & Nobu Caudron】
KOHACHI beerworks
kohachi beerworksは京都府北部の山間部に佇む上世屋という小さな集落でベルギー人と日本人の夫婦が営む小さな村の小さなクラフトビール店です。
私たちの暮らす丹後半島の豊かな恵がいきいきと奏でられるベルギースタイルのビール。
生産量には限られますが、親愛なる丹後の農家さんや村のアーティストとコラボレーションで季節ごとにレシピを作り、いつも新たな素材の発見にワクワクしながらビールを作っています。
只今住居の笹葺古民家の隣の(昔はお米の脱穀作業場だった)小屋にビール醸造工房を建設中。
現在は兵庫県丹波篠山市の丹波路ブルワリーさんにお世話になりながらkohachi beerworksのビールを醸造しております。
今年の秋には工房稼働できるように頑張ってます!上世屋の村でホップ作りも計画進行中です!
KOHACHI beerworks
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