3月5日のハイパー縁側@東本願寺は、下京区長の安河内博さんをゲストにお迎えしました!
テーマは「ハイパー縁側@東本願寺を通じて」

「フットワークのやっさん」という異名をもつ安河内さん。安河内さんにとって下京区とは、東本願寺のような伝統的な場所もありながら、新駅やスケートリンクなどの賑わい施設ができたり、京都市立芸術大学の移転など新たな動きも生まれてきている地域。小さいエリアながら古いものと新しいものの魅力が集まったまちだと話します。

中でも最大の魅力は人だと感じています。区内各所で小学校に通う子供たちの見守り活動が盛んで、子供たちを社会の宝として守っていく精神が根付いていることが魅力だと感じています。

これまでのダイジェスト動画を見て、第1-6回のハイパー縁側@東本願寺を振り返りました。安河内さんはこれまでの回を聞いてみなさんの地域への愛が本当に強いなと感銘を受けたそう。自分達の子供、孫など何世代にもわたって愛される市民緑地になってほしいなと感じています。

市民緑地のできる東本願寺前エリアは、梅小路公園、中央市場などの施設や東西本願寺などのある京都駅西部エリアと、東山へつながる東部エリアのちょうど中心にあります。この場所が両エリアをつなぐ文化芸術の拠点となる役割をもってくれたらと考えています。

“自分ごととして捉え、楽しむ”

市民緑地の活用に向け、自分ごととして捉えてくれる人をいかに増やすかが重要になる中で、そのポイントは誰かから言われてではなく、自分が楽しみながらやることだと考えます。

地域の人と自分ごととして行った取組の一つが、2019年に行われた「しもぎょう伝燈祭」。使用済みの和ろうそくから約3000本ものキャンドルを作り、梅小路公園で火を灯しました。地域の職人さんや会合の方々の協力を得ながら、子供たちとのワークショップも開催して、のべ何千人もの人が関わって作り上げられたイベントでした。大変でしたがそれぞれが自分ごととして楽しみながら準備を進め、やり遂げた達成感は強かったと話します。

また現在は、小さなことでも社会にプラスになることをして、さらに自分ごとみんなごとのまちづくりを進める活動を支援しようと、SHIMOGYO+GOODという事業にも取り組まれています。

安河内さんは京都市の都市の理念である世界文化自由都市宣言を引用して、「広く世界と文化的に交わることによって、優れた文化を創造し続ける永久に新しい文化都市」を目指す理念は、東本願寺が開かれた門前を目指していることに合致しているので、ぜひ市民緑地もそんな場所になってくれたら嬉しいと話します。

市民緑地での活動について、安河内さんは盆踊りや地域の防災訓練、また京都駅で大会も行われている綱引きを南北に長いこの場所でやったら面白いのではというアイデアもお話されました。また京都では少ない夜や朝の観光を強化するため、ナイトマーケットや朝市、朝食を食べられる屋台などもあると面白いだろうと考えています。

最後には、ハイパー縁側を通じて市民緑地に関心をもって、主体的に関わる人が増えていってくれたら魅力が増していくので、ハイパー縁側がこれからも続いてくれたらと期待の思いも寄せてくださいました。

自分ごととして楽しみながら市民緑地に関わる人の輪が、これから広がっていってほしいですね!

【安河内 博】
京都市下京区役所 区長
1963年 東京生まれ、大阪育ち。大学は西宮と、京都との関わりは就職してから。
1986年 京都市役所入庁。建築部門を皮切りに、法制部門、政策調整部門から住民参加型プロジェクトの推進まで、これまで12の部署で広範な業務に従事。
前職の産業観光局商工部長時代には、中小企業、伝統産業、商業振興を担当。京都市地域企業未来力会議や若手商業者を育成する「みせづくりカレッジ」の創設、ソーシャルイノベーション研究所(SILK)の立ち上げ等に関わる。
2018年4月から現職。全11行政区の中で一番動きのある下京区で、京都にとって何かしら+GOODになる「コトおこし」のため、区内各地を奔走。「フットワークのやっさん」の異名をとる。