2020年10月30日のハイパー縁側は、元吉本芸人のアスリート上野さんをゲストにお迎えしました。
テーマは「30歳からアスリートに!100m10秒台を目指す男の生き方」
冒頭「アスリィィィート!」と上野さんのギャグからスタートします。
上野さんは元吉本芸人で、イギータというコンビ名で10年間活動されていました。
当時は霜降り明星のせいやさん、ミルクボーイの内海さんなどと一緒に活躍されていたそうですが、TVに出ていない芸人でも面白い人がたくさんいることに焦りを感じ、このまま続けて良いものか悩んでいたそうです。

そんな時TVで活躍しているタレントの武井壮さんに刺激を受け、自分も何か特技を持つ芸人になろうと決意されます。
上野さんは、元々足が遅かった自分にコンプレックスを持っていたそうです。そこで、吉本陸上で唯一若手芸人が出場できる100m走にチャレンジされます。2017年によしもと陸上ゴールデンで100m「11.95秒」を記録。吉本一足の速い芸人になり、その記録はいまだ破られていないそうです。

これをきっかけに自信がつき、自分がどこまでやれるかチャレンジしてみたくなったと上野さんは仰います。

“不可能と思うことにチャレンジしてみたかった”

吉本を退社したあと、円ではなく縁で繋がる「0円モデル」として活動を開始。それをSNSで発信したところ東京からオファーがあり、大阪から東京まで自転車で行くことに挑戦されます。

東京までの自転車旅でたくさんの出会いがあったそうです。行く先々で、見ず知らずの人間にも関わらず最高のおもてなしを受け、とにかく皆さんが優しくて良い人ばかりでした。時には地方のラジオ番組に出演するなど思いもよらぬ出来事がたくさんあったそうです。

そして2か月後にはクラウドファンディングで資金を集め、沖縄まで自転車で行くことに挑戦されます。不可能と思っていたことが可能になり、自分に自信がついたことがきっかけで、30歳からアスリートとして100m10秒台を目指すことに挑戦されます。

現在は企業向けのトレーニング講師や運動療育として発達障害のある子どもたちに運動を教えておられます。
自分の可能性に蓋をしている人が多く、その蓋をパカっと開けられる生き方をしたい。まずは自分の経験を生かして、なりたい自分になれるように挑戦したいです。と熱く語られました。
上野さんの100m10秒台の挑戦はこれからも続きます。そして、不可能を可能に変えることができる人がたくさん増えると良いですね。
アスリィィィート!!
【アスリート上野】
大阪府吹田市出身 33歳
よしもと陸上ゴールデン2017
100m走11.95秒で優勝し
ワッキーさんが持つ
よしもと歴代記録を塗り替える。
そして30歳から「アスリート」になり
現在100m走10秒台、マスターズ陸上で世界一という夢に挑戦中。
[チャレンジ歴]
・円ではなく縁で繋がる0円モデル
・大阪〜東京往復自転車旅
・大阪〜九州沖縄2500㎞の自転車旅制覇