2020年10月20日のハイパー縁側は、福田弘さんをゲストにお迎えしました!
テーマは「商店街の“縁側”からまちづくりを考える」

福田さんは中津に住んで12年。現在、大阪市政調査会の事務局長や特定非営利活動法人みつや交流亭の理事、三津屋商店街振興組合理事など色々な役割を持たれています。

運営に携わるみつや交流亭が始まった経緯は、市民と行政の距離が遠いという課題から、両者が交流できる場を作ろうという動きが2006年に起きたことでした。活性化の可能性のある商店街として三津屋商店街が選ばれ、空き店舗を借りて2007年にみつや交流亭をオープンしました。
商店街も労働組合も、地域とつながらなければ未来はない、まちが元気にならないと意味がないという考えのもと生まれたものでした。

これまでに落語の独演会や演奏会、研究会、防災セミナー、三津屋音楽祭など様々なイベントを開催してきたほか、どんたくやヤカーリングなどユニークな活動も行ってきました。今年はほぼこのような交流型の活動はできていないそうですが、音楽祭は11月に開催されます!

“商店街と地域の縁側”

商店街と地域は、営利と非営利という立場上中々お互いの思いがかみ合わないこともありますが、みつや交流亭は商店街のようで地域でもある場所、そしてよそ者でもあることから、まさに縁側のように色々な人が集まるプラットフォームになっています。

意図や戦略性があったわけではないですが、地域に飛び出すことをテーマに色々取り組む中で形になり、そんな場所ができたなと今感じています。

商店街ではお互いが商売敵ではなく、自分だけがよくてもだめで全体が活気づかないといけないと気づいて、意識改革をしていかないといけないと感じています。

中津に住んでいることもあり三津屋と中津の間で交流をしていきたいと考えている福田さん。
寄合、落語、ビールづくりなど様々なことができそうなので、ぜひみんなでアイデアを持ち寄って地域を盛り上げていきたいですね!

 

【福田 弘(ふくだ ひろし)】
大阪市政調査会 事務局長 / 特定非営利活動法人みつや交流亭 理事 / 三津屋商店街振興組合 理事
山口県生まれ。広島大学総合科学部卒業。大阪市立大学経済学研究科前期博士課程修了。
シンクタンク研究員、大学非常勤講師、労働組合職員などをしているうちに、とあるきっかけで淀川区三津屋商店街の空き店舗を活用した交流スペース「みつや交流亭」の開設・運営に関わることに。「みつや交流亭」では、オープンスペースを提供しながら子育て支援事業、落語会、地域や商店街の活性化のためのイベントやセミナーを開催。
現在は住んでいる中津のまちで何かお役に立てないか思案中。