2022年7月31日のハイパー縁側@梅田ゆかた祭、うめきた広場会場の最初の登壇者は、手ぬぐいブランド「にじゆら」を展開する株式会社ナカニの中尾弘基さん。
テーマは「四方よし〜伝統工芸「注染」の継承〜」

注染とは、ドヒンというじょうろを使って、布に染料をかけて染める大阪の伝統技法。梅田ゆかた祭り2022の装飾・ぺたぺたゆかたきぶんの手ぬぐいも「にじゆら」です!

中尾さんは滋賀出身。嫁いできて、去年から社長になりました。それまでは営業の仕事をしていましたが、注染という伝統産業に関わって、できるまでの過程を知ってものづくりのおもしろさに惹き込まれたそう。

ただこの伝統も、自分たちが残そうと思わないと10-20年で本当になくなってしまう、とこのコロナ禍でリアルに感じています。ものを残すより、関わる人を残していかなければならないと考えています。

ナカニでは、売り手・買い手・世間よしに、職人よしを加えた「四方よし」を大事にしています。売り手の経営者・親方だけがよくてもダメで、職人さんがいないとものづくりが続きません。そこで職人さんの休みや販売構造を改善し、付加価値をつけて手ぬぐいを展開しています!

2025年の万博に向けて、注染のパビリオンを作れるぐらいにして広めていきたいとお話されました!

【中尾 弘基】
株式会社ナカニ 代表取締役社長
1986年滋賀県生まれ。
2009年から2012年まで電動工具メーカーでの海外営業勤務を経て義理父が経営する株式会社ナカニに婿養子として入社。
2018年専務取締役、2021年6月ナカニ三代目、代表取締役に就任。
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株式会社ナカニ