7月21日のハイパー縁側は、ミセスなでしこの佐々木容子さんをゲストにお迎えしました!
テーマは「しなやかに生きる〜着物を通じた和文化の発信〜」

佐々木さんは2020年のミセスなでしこに出場され、準々グランプリに輝かれました。ミセスなでしことは、着物のコンテスト。コンテストでは、スピーチと着物を着てのウォーキングがあるそうです。

佐々木さんは着物の産地、京都の西陣生まれ。幼いときから着物が身近な環境で育ちました。着物は日本の民族衣装であり、絶対残したいと話します。

着物の良さに、無駄がないことがあります。たとえば夏の浴衣は100%綿素材。その役割を終えたら子供のおむつや雑巾になったりと無駄がなく上手に使っていた時代があります。

着物であればサイズを調整して次の世代の子供に着させてあげたり、長襦袢なら裂いてはたきにして年末の大掃除に使ったりできます。民族衣装として親の世代、その上の世代のものでも着れるよさがあると話します。

また海外旅行では浴衣を1枚持っていくだけで、それを着てレストランに行けば「Japanese Beautiful!」と言ってもらえるそう。男女関係なしに日本を出すことができると話します。

和が好きな人は、お互いを思いやる気持ちをもっていると佐々木さんは考えます。ミセスなでしこの仲間とも、着物の着付けで自分が見えない部分を助け合ったりと優しい雰囲気があるそうです。

“「和」の文化”

和文化の「和」は和え物の「和」。和える、混ぜるという意味をもっており、新しいものを混ぜても一つに収まる、という平和の「和」です。
日本人には、日本に持ってきた海外のものを受け入れる優しさ、つまり相手を尊重し受け入れる心があります。こういった考え方は他の国にはない日本の良さで残したい文化であり、着物をきっかけに興味を持ってもらえたらと話します。

当日、ハイパー縁側に一緒に来てくれたファイナリストの仲間3人も加わってくださいました!ミセスなでしこの人達は、着物が好きな仲間というのがベースだそうです。昔と違って敷居の高い着物を、好きだから着て広めようという仲間です。

ミセスなでしこのコンテストにあたっては、他の参加者たちと共に着物での歩き方・所作やスピーチなどのレッスンを受けます。コンテストではありますが、競争というよりも同じ「舞台に立つ」という目標に向け一緒に前を向いていたそう。さらにコロナ禍であったこともありお互い助け合う雰囲気があり、一緒に練習できたことが心強かったと話します。

また日本舞踊、茶道、料理などが得意な仲間とつながり、話をしていると興味が深まると話します。

最後に佐々木さんは、和文化アンバサダーになりたいと話します。佐々木さんの母が認知症になったそうなのですが、レッスンの中で学んだ、季節の旬の言葉をそれをイメージする色でかいた「書」を母に毎月見せていると、笑うようになり会話が弾んで病状が良くなったといいます。和の言葉を見せて季節の話をするだけで、人間にはエネルギーが湧くんだと感じた体験でした。

その経験から、和文化の奥行きや素晴らしさを次の世代にも残し色んな方に伝えていきたい、と締めくくられました。

着物をきっかけに、目に見える華やかな美しさだけではなくその裏にある考え方も含めて「和」の魅力を伝える、これからの佐々木さんたちの活動も楽しみです!

【佐々木 容子】
ミセスなでしこ日本2020
 セレクトショップ勤務(海外への買い付け等)・生命保険会社での外交員・会社員などを経て、ミセスなでしこ日本2020クラシック部門にて準々グランプリを受賞。
 世の中がコロナの影響で一遍し将来に不安を感じていた2020年初旬に「自分が変わりたい!強くなりたい!」と思っている日々の中で『ミセスなでしこ日本』コンテストの募集を知りました。
 生前、父が東洋美術史の教授をしていた事もあり「和」や着物が身近にある生活でしたので、着物コンテストなら挑戦出来るかもしれないとコンテスト出場を決意しました。
 コンテストを通じて、信念と積極性を身に付けることが出来ました。着付けや所作を学ぶ事で和文化の奥深さに気付き、着物の素晴らしさや楽しさを広めていきたいと思います。
 『強くなることは、しなやかに生きること』日々、日本人であることを誇りにできるような女性でありたいです。
▼好きな言葉
・女は40を過ぎて始めておもしろくなる
・下品な服装は服だけが目につき、上品服装は女を引き立たせる。
・美しさは女性の『武器』であり、装いは『知恵』であり、謙虚さは『エレガント』である。
・20歳の顔は自然からの贈り物、30歳の顔はあなたの人生。50歳の顔はあなたの功績よ。
・この世で一番素晴らしい色は、あなた自身を輝かせる色。
(ココシャネルの名言より)