2020年11月13日のハイパー縁側は、会社員から自由人になった北藤眞由美さんをゲストにお迎えしました。
テーマは「仕事は楽しく、遊びは真剣に」。

冒頭、中津ブルワリーの1stバッチの完成を祝い、来場者の皆様で乾杯。まずは中津ブルワリーの入る西田ビルの西田社長よりご挨拶。続いて乾杯のご発声を、1stバッチを仲間と醸造した一般社団法人うめらくの山田まり子さん。

西田社長からは、「人が集まる所が街自体を盛り上げ、活性化させ、魅力的な街にしていくのだと思います。これから地域のブルワリーとしてさらに賑やかになって、中津を盛り上げる場所になれば嬉しいです。」とエールを頂きました。

乾杯の賑わいの中、トークセッションは始まります。12月で14年弱務めた化粧品会社を退職する北藤さん。働きながら子育てをして走り続けた30年間でしたが、楽しくできることをやろうと思い、ただいま充電中との事。
前職は展示会や新商品の企画などの企画営業。仕事を楽しくしたかったので展示会の動画を作ったり、化粧品は薬ではないので肌へ働きかけるのではなく心に働きかけるのではないか、との事から立命館大学の総合心理学科の先生と共同研究をしたりしていました。

そのご縁で、大学でも3年連続で学生の皆さんに講義をしています。当時の上司は化粧品と心理についてのお話。北藤さんは「大阪のお母さんからの“生き方”」についてのお話。
北藤さんも若い時は失敗したら「私はもうちょっとうまくできたのに」と、人のせいにしていたそうです。ただ、それを続けていると生きづらくなってきました。「私、一人で一生懸命頑張ってるのに何でこうなるの?」「それって、進む方向が間違ってるからか。」と自ら気付きました。

そんなご自身の体験談を学生の皆さんに語りかけます。学生の皆さんへお伝えした事は、「まずやる。やりたくないことはやめていい。自分の自尊心を養ってほしい。自分を大事にして欲しい。嫌なことでもやった自分を、褒めて欲しい。」

“仁で事を起こす”

そうやっていきついたのが、孔子の言葉「巧言令色鮮なし仁」。そして、仁とは何だろう?仁という言葉は良いなぁと思っていたところ、老子の言葉「良く生きるということ…“感性を磨く”事。“我が身を愛する”事。“内なる声に従う”事。“神秘を信頼する”事。」に出会い、仁で事を起こす事を理解します。

この仁を指針に行動していると、実際に様々な偶然が重なってきたそうです。
最後に、「仕事は楽しく、遊びは真剣に。やる時はやるぞ!」と締めくくられました。

【北藤眞由美】
会社人から自由人へ

高校卒業後、下着メーカーWで出産間近まで勤め、その後3人の子育てをしながら、総務経理、営業、販売を経て、現化粧品製造メーカーの企画営業。
三男が就職した事も重なり、現職を退職し、様々な経験とコミュニティ能力を武器に、次のステージへ挑戦!