2020年5月29日(金)のハイパー縁側は、廃墟探索家のボブさんをお迎えしました。

@bob06_08のアカウントでインスタグラムに美しい画像を多数アップされていますが、何度もおっしゃっていたのは「廃墟探索は推奨しません!怪我することもある、危険な行為です」ということ。落下物などもあるためヘルメットや、救急セット、万が一遭難した際のための保温シートなど、万全の装備で臨んでいるそうです。

日本ではこれからの人口減少に伴い、廃墟は増えていきます。廃墟は人々が生活を営んできた記録。それを写真に収めネットにアップすることで後世に残すことにも意義を感じているのだとか。

“退廃美”

中崎町の「彩珈楼」という喫茶店に飾られていた、廃墟の女王と呼ばれる「摩耶観光ホテル」の写真をきっかけに廃墟に興味をもったボブさん。人が作ったものが自然に侵食されていく様、「退廃美」に魅了されたそうです。

今はもういない誰かの気配を残す産業遺産や廃墟。

ひとの存在を少し感じるからこそ、このぞわぞわとした畏怖と好奇心の混ざった感覚を覚えるのでしょうか。

【ボブ】
廃墟探索家
1986年生まれ。2018年の摩耶観光ホテルのクラウドファンディング参加をきっかけに廃墟探索を開始。
2019年で70箇所訪問。今後は海外の廃墟撮影も積極的に行っていく予定。
フリー素材サイト「ぱくたそ」登録カメラマン https://www.pakutaso.com/bob-urbex.html