2020年7月31日のハイパー縁側はベトナムで活躍される起業家、伊藤圭志さんをゲストにお迎えしました。
テーマは「これからのビジネスに“旅”が与える影響」。

冒頭のアイスブレイクは、見る人の脳の使い方(左脳or右脳)によって、見える色が変わる(緑・灰色orピンク・白色)1枚のスニーカーの写真。圭志さんは以前は緑・灰色に見えていましたが、今はピンク・白色に見えているそうです。

本日の本題は『世界基準』、日本≠世界であるという事。

小学生の頃から何となく周囲と合わないなぁ、と感じていた圭志さん。日本での生活では違和感だらけで自分自身の価値をいまひとつ見出せていませんでした。しかし、恩師のアドバイスもあり世界へ飛び出すと認められることばかりで、「あれ?自分は日本が合わないだけで、世界基準なのかな?」と思うようになりました。

大きな転換点は、20歳の時に「人前でウンコしてこい!」というミッションを与えられたインド43日間の旅。ミッションをクリアするうちに、損得勘定で動いていたこれまでの価値観がひっくり返り、「旅による体験・経験の価値より上回るものはない!」と気付きます。

現在はベトナムで現地旅行業を営む圭志さん。街をぶらぶらしながら道行くおっちゃんやおばちゃんに「美味しいもの食べたいけど、どこへ行けば良い?」と聞いた時に地元のお店に一緒に連れて行ってもらえるような旅こそが本来の「ジャーニー」であると捉え、本当のベトナム・地域を知って頂ける事業を展開しています。

“人生に、革命を起こす”

圭志さんはご自身の中で常に「人生に革命を起こすとは、どういうことか?」という問いを立てています。例えば、どうしても譲れない事や守りたいものがあって、一歩も引けない時があったとします。たとえそれが1対100人の状況下でも何とか覆したい気分の時、そんな時は革命を起こすぐらいの熱量で対峙しないとだめだ、と言います。

圭志さんが主催する旅革命・TABILUTIONでは、若者に対して「それぐらいの想いをもって生きてみたら?」という体験をベトナムやカンボジアでの旅を通じて提供しています。

オンラインでは、若者に対する「夢」の発信もしています。
通常、自分の「夢」を書き出していくと70個ほど書き出したところで「物欲」はなくなってくるそうです。その先にたどり着くのがピュアな夢。圭志さんの場合は「可能性があるはずなのに自分はダメだ、と思ってふさぎ込んでいるような若者にアプローチして、彼らの人生に関わりたい。」という夢でした。
その夢を実現していくうちに、ビジネスで儲ける事よりも人が感動したり人生を変えていく場面に関わっていきたいと思うようになりました。

世界は多様です。日本人だからこそ、世界に対して発信できるアドバイスがきっとあるはず。「もうちょっと世界、仲良くしようぜ~」と。
世界が幸せになるのは日本人次第、という思いを胸に、圭志さんは世界を舞台に「生きる力」を養う体験を提供し続けます。

【伊藤圭志】
Asia Travel & Investment 株式会社 代表取締役
世界を変える日本人はキミかもしれない 代表理事

20歳の時初めて海外へ。
「人前でウンコして来い!」というミッションを与えられ、43日間のインド旅へ。
22歳で恩師に、「100万円持って、海外で失敗して来い!それが将来に活かせる最高の勉強だ。それに残念ながら、日本の社会が君を受け入れるには、もう10年はかかる。 それまでは日本から出て、成長できる場所を探しなさい。」との言葉をもらい、単身ベトナムへ。
現在、ベトナム国内に飲食店4店舗、ホテル、旅行会社の経営に参画。
また、若者に旅を通じて思いや行動を変える「旅革命」をビラスタートにて主催。
さらに、一歩踏み出す勇気と世界を広げる機会を提供するため、一般社団法人「世界を変える日本人はキミかもしれない」を設立。
コロナ禍でもセカキミチューブなどで日本の若者に呼びかける取り組みを継続中。