2024年11月9日のハイパー縁側@夢キタ万博は、岡あやめさんをゲストにお迎えしました!
テーマは 「世界平和“お金を稼ぐ喜びを伝える”」

昨年に引き続き開催された、中高生の夢を応援する「夢キタ万博」。今年も、中高生の皆さんに夢を語っていただきます!
「夢キタ万博」の会場・梅田スカイビルに来るのは初めて、と話す岡さんは中学2年生。お姉様の影響もあり、小さい頃から絵を描く事が大好き、と言います。テーマを決め、家族みんなでそのテーマの絵を描き「いっせのーで」で見せ合うという、とても楽しい家庭で育ってきました。

そんな岡さんは、中学1年生の10月に、校長先生から『子ども世界平和サミット』というイベントについて教えてもらいます。全世界の10代の子どもたちが対象で、「平和ってなに?わたしが考える世界を平和にするアイデア」をテーマにスピーチ動画を募集。
その中で選ばれた子どもたちは、衆議院議員会館国際会議場でスピーチします。岡さんは、幼少期から「誰かの為に、何かをしたい」という気持ちを抱いていて、この話をきいた瞬間に「やりたい!」と応募する事を決めた、と言います。

平和や幸せについて考えた時、「今の自分なのではないか」と感じ、“好きな事が、平和に繋がる”と考えました。岡さんの大好きな絵を取り入れた発表にする事に決め、家族にも助言してもらいながら進めていく事に。
「平和を実現できていないのはどうしてか」と、真剣に向き合った岡さんは、いじめがあったり、平等でない事、そして、貧富の差がある事が要因だと考えました。

海外では、物乞いをする子ども達がいるというのも現状。「お金を恵んであげる」では解決しない。そこで岡さんは、描いた絵をインターネット上のオンラインショップやNFTで販売する事で、「お金を稼ぐ」という事を提案。
世界中の人のアートを、世界中の人が購入でき、絵を描いた本人にお金が入る。その体験を通じ、喜びと平等な生活を得る事ができる、と岡さんは考えました。また、その稼いだお金でペンなどを買えない環境の子どもたちに還元したり、クリエイターを育てる学校や施設を造る、というところまで視野を広げ発表しました。

発表前日、岡さんはまったく不安はなく、ワクワクしていたそう。当日は、得意の絵を使いながら説明し、堂々と発表。そして、見事「Most Peaceful賞」を受賞しました。発表時に使った絵を「1枚買いたい」という審査員の方もいたのだとか。
「お金を稼ぐ」という現実的なビジネスの視点と、「自分の好きな絵を描く」という楽しい事を、うまく掛け合わせられていた所が評価された、と言います。

大きな挑戦をやり遂げ、グランプリを受賞する事もできて、とても嬉しかった、と弾ける笑顔で話す岡さん。「色々な国の人が一緒に歌う平和のコーラス」「知らない人同士で勉強を教え合うバディシステム」など、様々な国の10代の意見に触れる事ができた事も刺激になった、と振り返ります。

“世界を、知りたい”
発表を終えた岡さんは、平和に繋がる事を現実的に進めていきたい、と強く感じるようになった、と言います。世界平和を実現するには、世界の事を知らないと始まらない。色々な地域を訪れ、知識を増やしていきたい、英語の勉強も自分なりに頑張りたい、と意気込みます。
本日は、中盤から絵を描きながらトークするという挑戦も。「チャレンジなんで、やってみましょう!」と明るく前向きな岡さん。初めての試みでしたが、地球のイラスト(アースくん)と、オリジナルキャラクターのキャンアメちゃんを、さらさらと描き上げ披露。
他にも、飼っている猫の耳を伸ばしたウサギのキャラクターや、目玉を食べているおばけなど、オリジナリティー溢れる岡さんの作品を持参して下さいました。自分でも何を表現しているかは分からない時もある。ただ、描きたい気持ちが湧いてきて、手が勝手に動くそう。何より、絵を描く事が楽しい、と語ります。
勉強は苦手だと言う岡さんですが、基礎ができていたら、自分のしたい事が明確になった時に前に進める。将来の為の準備をしっかりしていきたい、と力強く語って下さいました。何に対しても、能動的に溌剌と取り組む姿勢や、自分の好きな事を心から楽しむ岡さんの笑顔が印象的でした!
ハイパー縁側のゲスト最年少の岡さん。自分の想いを丁寧に伝えて下さり、これから高校生、大学生になってからのご登壇もお約束済みです。今後の活躍が楽しみですね!

【岡 あやめ】
大阪市立北稜中学校
中学2年生 13歳
絵を描くことが大好きで小さい頃から絵を沢山描いている。
絵を世界に発信するために日々、英語などを自分なりに勉強している。
来年には海外でホームスティをしてみたい。
子ども世界平和サミット
大阪市立北稜中学校