2024年11月9日のハイパー縁側@夢キタ万博は、山田愛奈さんをゲストにお迎えしました!
テーマは 「自分の“好き”を表現する」
ハイパー縁側@夢キタ万博、2人目のゲスト山田さんは中学1年生。明日11月10日、13時から開催される『SDGs Global Styling Fashion Show』に、モデル兼デザイナーとして出演します。本日は、山田さんがデザインした、フリルをあしらった薄ピンクのワンピースを持参して頂き、衣装製作についてや、ショーの見どころについて語って頂きます!

家庭科部に所属する山田さん。顧問の先生から『SDGs Global Styling Fashion Show』の事を教えてもらいました。環境負荷が大きいと指摘されるファッション産業の現状と、これから目指していくサスティナブルなファッションへの取り組みを学び、古着をリメイクして衣装を作り、ショーを行うイベントです。
山田さんの中学校からは、家庭科部の先輩2人と一緒に3人で参加。全体では、大阪市北区の4つの中学校から総勢45人が挑戦します。

山田さんにとって、服をデザインするのもモデルをするのも初めての体験。上田安子服飾専門学校に通う学生とペアになり、アドバイスをもらいながら進めていきます。グループ毎にテーマの国や地域を選ぶのですが、山田さんらはインドを選択。テーマ国を想像しながら、専門学生と一緒にデザイン画を描きました。ロリータ・ファッションが好きだと言う山田さんは、普段からフリルのついた服が好きなんだそう。
好きなデザインや色がはっきりしていたので、“好き”をデザインに落とし込んでいきました。そして、古着工場の見学へ。廃棄される服の量を学んだり、実際に大量の服を目にし、とても驚いたと話します。デッドストックの中から素材となる服を選び、リメイク作業に取りかかっていきました。

テーマ国のインドをイメージし、花柄を取り入れる事を決めた山田さんたち。薄ピンクの生地をよく見ると、小花柄になっています。ワンピースは、もともとロング丈でしたが、30〜40cmカットし、裾のフリルを縫い付けました。パニエというチュールスカートで、ボリュームを持たせたシルエットが特徴的。
袖につけたオレンジのフリルも華やかです。先輩たちは、着物のような長い袖のデザインにしたり、色々な生地を合わせてスカートを製作。山田さんは、先輩たちの衣装を「かっこいい!」と、絶賛します。

“好きが集まっている”
作った衣装に、初めて袖を通した時は、「自分の好み!」と感激したそう。普段、好きな服を選んで買うものの、「ちょっと違うな」と感じる事があるのだとか。今回、自分で服を作ると、“好きが集まっている”と実感できてとても楽しかった、と語ります。
『SDGs Global Styling Fashion Show』を通じて、服をアレンジする喜びを感じたので、次は一から服を作ってみたい、と意気込みます。また、服がどこからきて、どこにいくのか。廃棄される服はどれくらいで、どのように循環していくのか。様々な学びを得ました。
今後、取り組むべき課題と共に、リメイクする楽しさや再利用の工夫などを、みんなに伝えていきたい、と考えています。

明日のファッションショー本番に向けて、歩き方やポージングも教わり、リハーサルも完了しています。「ぜひ、フリルに注目してほしい」と、笑顔で話す山田さん。MCの方から、こだわりポイントなどがアナウンスされるので、それぞれの服のポイントを意識しながらショーを楽しんで欲しい、と語ります。
山田さんは、お父様の影響で音楽にも興味があるそう。好きなゲームに出てくるキャラクターがエレキベースを持っているのがきっかけで、エレキベースにも挑戦する事に。来年は、服作りと楽器を頑張りたい、と目標を教えて下さいました!

“やりたい事をやるのは楽しい”。今回、“好き”を表現する事ができ、改めて実感できた山田さん。自分の“好き”をまっすぐに語る姿は頼もしく、生き生きしていました。
これからも、“好き”の表現をますます広げていって欲しいですね!

