8月28日のハイパー縁側は、西田ビルの地下駐車場に開設されるNakatsu breweryの設立にも初期段階から関わられている規工川建設株式会社の規工川和史さんをゲストにお迎えしました。

テーマは、「これからのテナントのカタチ~小商いをアップデートする~」。

規工川さんは建設会社の2代目社長。会社の方は設計・施工・不動産と建築に関しては全てをトータルサポートできる体制を整えています。

今回のテーマについては、コロナの影響で緊急事態宣言が発令された期間中に仲の良いテナントさん達の苦しい状況を聞いて、建築や不動産で何か協力できる事はないかと様々な問いを立てた事がきっかけでした。

どんな社会になれば良いか、を考えた時に浮かんだのはホセ・ムヒカの言葉。「私たちは発展するために生まれてきたわけではない。幸せになるために地球に生まれてきたのだ。」
コロナでこの言葉が身に沁みました。

では、幸せになるためにはどうしたらいいのか?幸せになる社会とは、どんな社会なのか?
それは、お互いに面と向かって喋るような、熱量が感じられるような、心が通い合える社会ではないか。

では、その実現にはどうしたらいいか?
お互いが信じあえる、人と人との助け合いが不可欠だ。

では、それを不動産オーナーやテナントさんがどうやればできるのか?
それには、個々の商店が繋がりそれぞれが考えて努力するしかない!

「では、どうしたらいいやろか?」
問いは行動に変わります。

『小商いをアップデートする』
小商いのアップデートとは、自分自身をアップデートしていく事そのもの。自分の今持っているスキルだけではなく、プラスアルファやかけ算をしていかないとこれからの社会では生き残っていけない。アップデートするのは場所・技術・知識・人脈・資金など。それら全てを兼ね備えている人はいないから、それぞれのスキルを持った人達同士が繋がるネットワークがあればいい。

そこで考えたのが、『Create(1人)、Salon(10人)、Onlne(100人以上)』がかけ合わさったプラットフォームをつくろう、それらの人達が繋がるリアルな場所をつくろう!
現在、小商いをアップデート出来るリアルな場所を地元都島区の商店街で計画中です。

“今こそ繋がる時”

規工川さんは生まれも育ちも都島区の商店街。活気があり隣のおばちゃんに「お帰り」と言ってもらえる温かさの中で育った規工川さんは、オンラインで繋がる社会は便利でいいがやはり実際に顔を合わせて話をするのが大事、と話します。

会社の理念としても、人と人のつながりを大事にされています。社員も少数精鋭で個性的な方ばかり。採用はやる気で選びます。視点は、物事に真剣に向き合ってるかどうか。これはリアルな熱量を感じないと分かりません。

不動産分野では、大家さんと事業者を直接繋げるマッチングプロジェクトも既に始動しており10月下旬にリリース予定です。単なる大家とテナントという関係ではなく、家の中にいてくれてお互いの感情が繋がる家族のような関係性を結ぶ事を目的とするプロジェクトです。

リアルな「人の魅力」がまずあり、オンラインでその人に協力してくれる仲間が無限大に繋がっていく、そんなプラットフォームづくりへの挑戦は始まったばかりです。

【規工川和史】
規工川建設株式会社 代表取締役
大学卒業後、設計事務所を経て、結婚を機に現在の会社に勤める。
入社5年目に義父である初代代表が亡くなった事をきっかけに、代表取締役就任。就任後、設計部、不動産部を立ち上げ、建築にトータルで対応できる体制づくりを行う。実績は公共・民間問わず、病院・保育園・工場・マンション・店舗・住宅の新築やリノベーションまで多岐に渡る。
また、アートと建築の可能性を探るため、ギャラリー「Linlow」を開設、インスタレーションや解体予定の廃工場の花向けとなるアートイベント『Birthday』や自社ビルの移転に際し、ビルを丸ごとペイントし、各フロアでそれぞれのイベントを日替わりで開催した『ビルグルーブ』など様々なイベントを開催。
コロナ自粛をきっかけにオンライン活動を初め、慣れないながらも一通りやってみる事で様々な人と出会い、オンラインの良さを知る。
現在、生まれ育った地元商店街にてテナント事業の新たなカタチを作る場を計画中。