2020年11月19日のハイパー縁側は橋本博司さん、古賀章広さん、今福彩夏さんをゲストにお迎えしました!
テーマは「可能性0%を1%へ〜5年間酒飲んでたら花火が上がった〜」

橋本さんはNPO法人HEROの代表。学生時代のカンボジアでの子供との出会いから、学校を建てようと決意。企業での経験を経てHEROを立ち上げ、カンボジアで公立学校の建設やクリニック、農業支援などの活動をしています。

古賀さんは葛城煙火株式会社の三代目社長。「一瞬の輝きを一生の思い出に‥‥」をキャッチコピーに花火の製造・販売をされています。

今福さんは映像制作の仕事をされていて、昨年のカンボジアでの花火プロジェクトに参加しました。(今福さんはハイパー縁側Vol.45にも登壇されています)

橋本さんが花火プロジェクトを始めたのは、今まで花火を見たことがないカンボジアの子供たちが、初めて見たときに一体どんな表情をするのか見てみたい、という純粋な思いからでした。

それに共感した青年会議所の先輩に紹介されたのが、古賀さんが橋本さんと出会うきっかけです。古賀さんは最初予算や日本からの輸送の面で難しいなと感じましたが、思いや熱心さはすごいなと感じ、その後2年ほどは飲みに行って話してを繰り返していました。3年ほどして、花火を上げよう!と当初の目的に立ち返り動き始めます。

花火は現地で材料を調達することにし、協力できる業者に出会い企画が進んでいきました。カンボジアでは内戦で地雷などに使われていた火薬。それを花火として平和利用することで、同じ火薬でこんなきれいになるんだとポジティブなイメージで捉えられると橋本さんは考えています。

“花火を上げることで喜んでもらいたい”

古賀さんは、カンボジアに下見に行った際に内戦時代の収容所を訪れ、当時の状況を知り平和の重さを感じました。同時に子供たちに何かしてあげたいという思いが起こり、自分は花火を上げることで喜んでもらいたいと思いました。橋本さんの夢を叶えることが、自分の夢を叶えることにもつながると感じています。

“「経験」を大事に”

今福さんは初めてプロジェクトの話を聞いた時に、直感で素敵だなと感じたそう。自分の中で「経験」を大事にしていて、HEROはツアーとして子供たちと触れ合い花火を見る経験の場をここまで用意してくれているのに、これで行かなかったら一生後悔するだろうと思い参加しました。

ようやくカンボジアで上がった花火。橋本さんは初めて花火を見て泣いたそう。子供たちの歓声・盛り上がりと、日本の花火よりもだいぶ近くで見れてその迫力がすごかったからでした。

「仕事」についてもそれぞれの考え方をお話してくださいました。

今福さんは、みんなが幸せになることを考え、そのためにできることを行動に起こしていくことが仕事だと考えています。

古賀さんはダンスに打ち込んだ後カナダへの1年間の遊学を経て、祖父に声をかけられて仕事で恩返ししたいという思いで今の会社に就職しました。社長になってからあるセミナーで聞いた、給与はたどっていけば社会のみなさまからもらっているお金だという考えに共感し、社長はそのお金を代理で渡しているだけであるから、仕事で社会に貢献するのは当然なことだと考えています。

“仕事とは「誰かに感動を与えること」”

橋本さんは活動を通じて人からもらうものが多く、それを返すために仕事をしていると捉えています。HEROでの定義では、仕事とは「誰かに感動を与えること」。お客さんは「未来の仲間」。今福さんもツアーへの参加からまさに仲間となって今一緒に活動しています!

サンダルを履くことを通じてカンボジアに花火を打ち上げようとリゲッタさんとのコラボ企画も進めています。普段何気なく消費することが、全て社会にいいことにつながる循環をつくれたら素敵だなと話す橋本さん。

大人になっても、やはり夢と楽しさは日々忘れずにいたいなと3人の姿勢からとても感じました。

【橋本 博司】
NPO法人HERO 代表理事
東京都八王子市出身、42歳O型、3児の父。
人生のテーマは『旅するように働く』。
大学時代にカンボジアに行き、そこで子どもたちに勉強を教えてほしいとせがまれた経験からカンボジアに学校を作ることを決意する。
23歳で飲食店を経営。その後、1年間の世界一周新婚旅行に旅立つ。帰国後に人事(採用と教育研修)の仕事を経て、2011年2月NPO法人HEROを立ち上げカンボジアに学校を現在までに27ヶ所・図書館を8ヶ所建設。
また2016年より農村部の巡回診療などを行うクリニックをカンボジアに開業。
2018年からカンボジアで花火大会を現在まで6回開催してきている。
https://npo-hero.org/
【古賀 章広】
葛城煙火株式会社 三代目社長
大阪市住之江区出身、45歳O型、2児の父。
人生のテーマは『人を楽しませる!自分も楽しむ!』。
若い時から人を楽しませるのが得意。ストリートダンサー時代は自分自信の動きで。
社会に出てからは葛城煙火や花火を使って世界の人々を楽しませ続けている。自分も楽しんで!むしろ自分が一番楽しんでるかも?
カンボジア花火プロジェクト「Hanabi Would Peace Project」ともいい。会社としてはCSRや企業宣伝の位置付け。個人としても世界の人々を楽しませたいから。
人生一度きり色々やりたい事ありますが全部やる。最終目標は月で花火する事。
~一瞬の輝きを一生の思い出に…~
感謝、感謝。

【今福 彩夏】
映像制作ai move代表
1993年生まれ、福岡県北九州市出身。
「挑戦を通じて自分らしく生きる人を増やす」を人生のテーマに、動画制作事業を行う。
関西を拠点に、リアルを映し出し、その先にある感動を共有できる映像制作をメインに活動。
中津でのご縁から「カンボジア花火プロジェクト」を知り、ツアー参加者として実際にカンボジアへ行き感動を体感した。
https://aimove-movie.com/