2020年11月9日のハイパー縁側は、田嶋アンナさんをゲストにお迎えしました。
テーマは「後悔のない人生の創り方」

アンナさんは小さい頃は自分の意見が言えない子だったそうですが、高校時代に交換留学でアメリカに行ったことで価値観が変わりました。自分の当たり前が通じず恥をかき、自分の意見を主張する怖さがなくなったそうです。

ご両親はどちらも経営者。小さい頃は当然自分も社長になると思っていましたが、大学入学時には興味は持てず、現実的な考えから資格の取れる保育学科へ。ですが、入学後に両親の社長としての日々の姿勢がとても面白そうだと感じ、やはり社長になりたいと起業に興味をもつようになっていました。

またお子さんを妊娠してからずっと自身の仕事や時間、お金について考えていて、シングルマザーとなった今、自分でどうにかするしかない!と決意し今年大学の後輩のパートナーと共に起業しました。

社名の“TIGARO”の由来は、パートナーがマレーシアの帰国子女であり、マレー語で2人の誕生月である3と7を表す言葉からの造語だそうです。

会社の登記ができることもあり、現在ラフアウトでコミュニティオーガナイザーを勤めながら、スタートアッププログラムの投資と事業育成の支援を受けています。

“後悔のない人生を創る”

終活をよりポジティブに捉え「後悔のない人生を創る」ことがTIGAROで決めたテーマ。議論を重ねた上で、いきなり全世代を対象にするのではなく「障がいを持つ全ての方が楽しめるサポート体制の確立」を最初のステップに決めました。

ヒアリングを通じて、障がいを持つ方がアクティビティをしたいと思ってもそのサポートがある事を知らなかったり、予約が億劫になっていることを聞き、障がいを持つ方向けのアクティビティ予約代行のサービスをつくりました。

子育ての合間の限られた時間の中で、営業活動やアンケート実施、アクティビティの検索・予約サイト制作に向けたデータ集めなどを進めています。

次のステップも既に考えています。アンナさんの娘さんも受けている、自分と他人の意見や立場の違いを受け入れ理解し、思いやりと共感をもつ人を育てる国際バカロレア(IB)教育との出会いで衝撃を受け、そんな機会を身近にしたいと子供が絵本を通じて哲学に触れられる企画を練っています!

強い思いで次々と行動を起こすアンナさん。これからの活躍が楽しみですね!

【田嶋 アンナ】
株式会社TIGARO 取締役/ラフアウト中津 コミュニティ・オーガナイザー
1992年大阪生まれ兵庫育ちであり生粋の関西人。
武庫川女子大学附属中学校から短期大学までエスカレーターで卒業。
2007年に交換留学でロサンゼルス・シアトルに留学。
2008年にワタナベエンターテイメントのオーディションに合格するも、上京するのが嫌になり近所にあった松竹芸能に所属。その後モデルとして活動。学生時代からエンジニアの父と、ファッションデザイナーの母の間で仕事を教えてもらう。卒業後、美容院の受付兼webデザイナーとして就職。
退社後に結婚し、現在はシングルマザーとしてスタートアップ企業から出資してもらい起業。株式会社TIGAROを立ち上げる。
ラフアウト中津のコミュニティオーガナイザーとしても勤める。