2020年8月7日のハイパー縁側は、一般社団法人 公共事業研究開発代表理事の尾形浩一朗さんをお迎えしました!
テーマは「東本願寺と共に、文化と人をつなぐ。」

尾形さんは普段、事業をやりたい自治体やお寺などの組織と、そのノウハウを持つ個人や企業の両者をつなぐ、通訳のような役割のお仕事をされています。コンサルタントに近いですが、大きな違いは尾形さん自身も事業に直接関わり、やりながら進めているということ。

そんな尾形さんが東本願寺とつながるきっかけは、学生時代に行っていた東本願寺周囲の堀のゴミを掃除し、通行人に見てもらい行動を変えてもらう、というボランティア活動でした。いつしか、関わり方がボランティアから仕事になり、現在広報アドバイザーとして活動しています。

東本願寺を社会の中でより意味のある場所にし、開かれた場所にしたいという背景を踏まえながら、尾形さんは「京都 食とアートのマーケット」や映画「ハローワールド」試写会の開催などに携わってこられました。ハイパー縁側でも写真を交えつつ紹介してくださいました!

“出会い系寺院を目指す”

理想のお寺のあり方として、尾形さんが考えているのが「出会い系寺院を目指しましょう」ということ。お寺という場所での色んな人たちや、仕事との出会い。お寺だからこそ、そこに保証があると話します。

ご自身も飲み屋で出会った方と結婚された尾形さんは、よく人にどこかのお店の常連になりなよ、と勧めるそうです。自分と好みのあうマスターからの紹介なら安心できるし、その場には共通した価値観を持った人が現れる。お寺もそれを拡大したような出会いの場所にしたいと考えています。

いかに普段お寺に来ない人に来てもらい、真宗の教えに触れてもらえるかという広報の点が求められていて、それに対して面白そうだと思ったことを提案しているだけと話す尾形さん。でもそれは東本願寺にとって、尾形さんという信頼する人の言葉による、やりたかったことの後押しなんだと感じられました。

終盤には、『ハイパー縁側を東本願寺前で開催しようか!』と話も盛り上がりました。従来のプレゼン大会のようなスライドを活用し、かしこまってプレゼンするのではなく、今日のハイパー縁側のように、二人がやりたい事を話す雑談を、周りが自然と聞いてるような、ゆるく心地よい空間。東本願寺で一緒に実験していきましょう‼️

【尾形浩一朗】
一般社団法人公共事業研究開発 代表理事
1984年 京都府宇治市出身
2011年より一般社団法人 公共事業研究開発
2014年 学生時代からボランティアなどで関わりのあった東本願寺で「京都 食とアートのマーケット」を初開催。企画、運営にあたる。東本願寺の広報アドバイザーとして、イベントを継続しつつ地域とのコミュニケーション、外部パートナーとの連携強化、情報発信などの活動を行っている。
2019年 映画「ハローワールド」のプロモーションの一環で東本願寺境内及び門前の緑地帯を会場として、東本願寺初のレッドカーペットイベントを開催。製作、配給会社である東宝株式会社と東本願寺との間での調整、コーディネートを行う。
その他、寺院や地方自治体などの公共的な組織の事業を円滑かつ効率的に進めるためのサポートから事業の運営までを手掛けている。
2020年 代表理事に就任。